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40歳・年収480万の男性が結婚できる女性は何歳?「年収と年齢差」のシビアな法則

 しかし、結婚相談所で成功する、得する人とは過去に囚われた《タイプ》に縛られず、新しいお相手とのお見合いの中で自分自身の学びを深め、自分の市場価値を知り、相手の求めていることを理解し、結婚に関する価値観の合う人を見つけていくことができる柔軟な方です。これこそが結婚相談所での活動を短くし、いい婚活を実現できる「得する人」です。もちろん、これは結婚相手への妥協ということでは決してありません。

40歳・年収480万円の男性と合う女性の年齢とは

 実際、弊社会員の男性、鈴木武さん(仮名・40歳)は、素直に状況を受け入れ、柔軟に考え方を変化させたことで、確実に幸せな結婚への階段を上がっています。  入会当時、初めてお会いした印象はとても穏やかで、優しそうな方でした。私の質問にも真摯に向き合い答えてくれていた姿に、好感の持てる男性でしたが、「どんなお相手をご希望しますか?」という質問で、私は頭を抱えることになりました。  年収480万円の彼は、1年前に婚約をしていた女性と別れ、傷を癒しながら出会いを求めて婚活をしていました。しかも、その婚約者だった方は28歳。10歳以上も歳下のとてもかわいらしい女性だったそうです。そのため、武さんが私に伝えてくれた第一条件は「28歳~32歳」。明るく、よく話をしてくれ、気の合う方がいいとのことでした。  しかし、結婚相談所での出会いはとてつもないミラクルを狙うよりも、確率の高い所の出会いをおすすめしていくのが主流。正直、年収480万円で10歳ほど下の女性を希望するのは、確率で考えるとかなり厳しくなってきます。  婚活をこれからスタートする方のなかには、年齢に囚われている方が少なくありません。過去に年下としか付き合ったことしかない人であれば、年下がいいと言うし、お付き合い経験のない方であれば、根拠のない理想の年齢を条件として伝えてきます。でも、年齢に縛られすぎると、視野が狭くなり、お相手と出会ううえでマイナスに働いてしまいます。

年齢差=年収×100万分の1の法則

 結婚相談所の仲人が使う方程式に「年齢差=年収×100万分の1の法則」というものがあります。読んで字のごとく、結婚相手として実現可能性が高い年齢差は現在の年収の100万分の1以内ということです。正確な統計データがあるわけではありませんが、年収の高い方は年齢差があっても結婚ができているのに対して、平均的な年収の方で年の差婚を実現している方はとても珍しい。そこで、視野を広げ、多くの方との出会いを身になるものにしてもらうための基本的な知識としてお伝えさせていただいているのがこの方程式です。私も年齢にこだわる武さんに提案しました。 「たけしさんの年収480万で計算すると、4.8歳差までがご結婚相手としておすすめしたい女性の年齢です。確かに以前の婚約者さまは10歳以上年下でしたが、実際に結婚まで至らなかったという現実もあるので、まずは自分の視野を広げるためにも、35歳~38歳くらいの女性もお会いしてみませんか?」  この提案に、素直で誠実な武さんは、「そうですね。早織さんの言われた通り、視野を広げてみます」と言ってくださいました。  そして、初めにお会いした女性は38歳の女性。このお見合いのあと、武さんが「早織さんの言っていたことがわかりました。自分は、こういう人と付き合いたいという基準で相手を選び、自分の理想だけを相手に求め、当てはめていたことに気がつきました」と報告してくれました。  その後、「早織さん、やっぱり結婚のお相手は年齢じゃないですね」と伝えてくれた武さんはその38歳の女性と意気投合し、交際に発展しました。  人は年齢ではなく、その1年1年をどう生きてきたかがとても大切です。これこそ私は、人の価値だと思っています。年齢という数字に囚われなくなったことで、本来、結婚に必要な相手を思いやるということに目を向けられた武さん。 「相手の求めるものを知る」「相手の欲求を知る」ということを婚活のときから意識していたことで、結婚生活も素敵なものになること間違いありません。結婚相談所での婚活はただ結婚をするためだけではなく、プロからの学びを得て自己成長し、結婚生活をより末長く幸せなものにするための活動の場所であるべきだと私は思っています。
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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