バチェラー・小柳津林太郎「ハイブリッドサラリーマンとして活躍したい」
6月末に最終話が公開された『バチェラー・ジャパン』シーズン2。2代目バチェラーの小柳津林太郎氏は視聴者から「チャラい」「めちゃくちゃキスする」「メンタルブレまくり」と好き放題言われていたが、そんな人間味あふれる性格も魅力のひとつだ。
さらにイケメン、高収入、帰国子女と完ぺきなスペックを引っ提げるスーパーサラリーマンときた。異世界の住人のような経歴だが、彼のバチェラーに向かう姿勢や仕事への価値観からは学びがありそうだ。SPA!のバチェラー特集最終回は小柳津氏へのインタビューで締めくくる。
――『バチェラー・ジャパン』シーズン2がとうとう全話公開されました。今はどう過ごされていますか?
小柳津:僕のSNSのフォロワーがじわじわ増えてきたり、街中でも声をかけられるようになりましたね。放送が終わるまでは、誰と結ばれたのか絶対にバレないように気をつかっていたので、最後の1人に選ばせていただいた倉田さんとはこれまで室内か個室のお店でしかデートできない状態でした。結婚については、焦らず成り行きでタイミングを見つけたいですね。
――そもそも、どうして番組に出ようと思ったのでしょうか。
小柳津:前々から結婚したいと思っていたんです。“結婚してないと一人前じゃない”という気持ちが自分の中にありました。これまで高校時代の淡い関係も含めて14人とお付き合いしたことがあって、27歳から3年付き合って婚約していた方もいたんですが、それからしばらく大恋愛と呼べるお付き合いがなく……。そこで、有休を全部使い切ってバチェラーに挑みました。
シーズン1も見ていたんですが、前バチェラーの久保さんって本当に顔が小さいですよね。性格もスマートで正統派イケメン。それに比べて自分は真逆。悪ふざけが好きでひょうきんな性格だし、腹筋も割れていない……。プールのシーンも絶対にあるだろうと思っていたので焦りましたね。糖質制限とジム通いで9キロ絞りました。
――本編では、小柳津さんの気持ちがどんどんブレていく様子に我々も振り回されました(笑)。本当はどんな子が好きなんですか?
小柳津:基本的にはピュアな子ですね。戦略や計算ずくでのアプローチももちろんアリですが、「そこは言わないでよ」って思うことも何回かありました。まあ、そういうところも可愛く見えちゃうこともあります。
――やっぱりブレてるじゃないですか!
小柳津:本当だ(笑)。ほかには……環境が環境だけに、みんな「ルックアットミー!私を見て!」ってなりがちですが、そんなときだからこそ、周りをかきわけてくるよりも、他の女性にも気を使いつつアピールできる女性に惹かれましたね。
――2~3ヶ月の間、バチェラーのロケに集中していたということですが、辛いこともあったのでは。
小柳津:僕は真面目に女性たちと接していたつもりだったのに、メイクさんと衣装さんの「今回のバチェラー、チャラくね?」という女子トークが聞こえてきまして(笑)。「あれ~?やっぱり俺ってチャラいのか~?」と一瞬落ち込みましたが、すぐメンタルリセットしました。
本当に辛かったのは、福良真莉果さんを落とした回ですね。話が進むにつれて、恋愛とは違う感情が大きくなってきて。友情というか、母性というか……恋とは異質な感情に気づいたので、バラを渡さない決断をしました。
――渡さない選択はキツいですよね。ちなみに、SPA!では小柳津さんの同僚の方々にもお会いしました。よく人に恋愛相談されていると伺っていますが……。
小柳津:その通りです(笑)。同僚からは、女子っぽいとよく言われるんですよ。恋愛すると盲目的に、情熱的になってしまう。相手のことを喜ばせたいと思って尽くすのに、本心を読み違ってしまうこともたくさんあります。
昔、彼女にティファニーのシルバーのアクセサリーをプレゼントしたことがあったんですが、しばらくしたら彼女がそれをなくしちゃったんです。だから次にプレゼントする機会に、全く同じモノを探して買って行ったら「なんでまた同じなの?次はゴールドがよかったのに」って言われました(笑)。そういうことが怖いから、けっこう周りの人に相談しちゃいます。でも、それくらいのわがままを言って僕を振り回すような子が好きなんです。
――難しい挑戦のほうが燃えますもんね。バチェラーに参加してよかったと思っていますか?
小柳津:本当にかけがえのない経験ができました。僕が20人の女性を選ぶように見えますが、結局のところ僕も選ばれる側だという意識は持っていました。本気で自分のことを好きになってもらえるように振舞おうと、これまでにない努力をしました。皆の本性を知りたいから、まずは自分からどんどん本性を見せていったのですが、仕事でも常日頃から人の本心を聞いていく役目だったので、それは役に立ちましたね。
それと、番組に出たことで、僕には“サラリーマンでありバチェラー”というキャラクターができました。取引先との打ち合わせで「バチェラーに出てます」っていうと、かなりのアイスブレイクになります。ニューヨーク出張に行ったときも「彼は日本のバチェラーなんだ」と紹介してもらって、かなり盛り上がりました(笑)。
僕は前々から“ハイブリッドサラリーマン”というあり方を提唱していて。つまりサラリーマンだけど複数の肩書きを持ったほうが生きやすいんじゃないかと。これからも一つの役割にとどまることなく、サラリーマン×〇〇という肩書きを増やしていきたいし、そういう人たちがもっと活躍できる社会になればいいなと思っています。
――バチェラーとしてだけでなく、サラリーマンとしても魅力的です。最後に、シーズン2の見どころは?
小柳津:シーズン1を超える豪華なデートは必見です。散々インタビューで言ってしまいましたが、ぼくのブレ具合も見ていただきたいですね(笑)。最初からこの子だろうなっていうのは本当になくて、気持ちが揺れまくりでした。皆さんにも、自分の推しメンや最後に残るのは誰かを予想しながら楽しんでいただけたら嬉しいですね。
ラグジュアリーなデートと女性同士の泥沼バトル、そして孤軍奮闘する小柳津氏を応援だ!
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