恋愛・結婚

婚活歴5年・42歳男性の歪んだ結婚観「原因は母親?」

 こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。たかが婚活、されど婚活。今回は婚活を通して、人生の価値観を大きく変えた1人の男性のエピソードを中心にお伝えします。

山本早織(ヘアメイク/kanagon 撮影/山川修一)

 金子ミノルさん(42歳・仮名)は、私の結婚相談所ではなく、ほかの大手結婚相談所で活動をしていた方でした。婚活歴は長く、30代後半からさまざまな婚活ツールを使用し、40歳になる直前に現在の結婚相談所に入会したとのことでした。  私との出会いは、毎週土曜日か日曜日、不定期にオープンする「仲人BAR」。基本的に一度でも私の個人コンサルなどを受けたことのある方や友人、知り合いなど私との接点がないと場所を知ることはできません。でも、オープンして1週間だけ、ブログに仲人BAR専用LINE@を公開して、「まだ接点のない人も来れるよ♪キャンペーン」をしており、その際に繋がっていてくれたようでした。  私も記憶力のいいほうではないので、お会いしたことがあるかないか、たまに忘れてしまいます。ミノルさんのことも同様で、仲人BARに来てくれたということは、お会いしたことがあるのかなと勘違いをしましたが、来店してすぐに名刺交換と丁寧なご挨拶をしてくれました。 「いつもブログ読ませてもらっています。SPA!の記事も毎週楽しみで、一度お会いしたくて来てみました」  そんな感じだったかと思います。  第一印象は、決してイケメンではないけど、とても爽やかでモテないタイプには見えない。お話を聞いていると、独立をしてそれなりの収入もある。なのに、なぜそんなに婚活が長くなるのか? 私には一目ではわかりませんでした。

なぜか長く続くない交際期間

「結婚相談所で活動して、かれこれ2年になります。婚活歴だと5年以上になるかと……。しかし、いまだに結婚できていません。ネット婚活などでお会いした方も何回か食事に行ったりもしますが、だいたい1度きり。実は彼氏がいるという人もなかにはいて、女性の気持ちがわかりません。結婚相談所での活動もしてはいるものの、決まったルールなどにどうしても違和感があります。紹介はしてほしいけど、もっと自由に活動させてほしいものです」  確かに結婚相談所にはさまざまなルールがあり、そのルールが不自然に見えてしまい、活動を躊躇する方も少なくありません。  例えば、「3か月ルール」。結婚相談所でお見合いをし、そのあとお食事にいってみたいとお互いが担当仲人に報告をすると、2人のステータスは「仮交際」になります。その間はお互いほかの方とお見合いを続けてもいいし、ほかの方と仮交際するのもOK。そこから、お互いが結婚を考えられると感じたら、お相手を1人に絞り、もうほかに新たにお見合いをしない状態が「真剣交際」。その後、順調に行けば、プロポーズをして「成婚退会」となります。  ここまでで約3か月です。  実は、この3か月、活動して成婚された方は、案外短い印象を持つようです。結婚をしたいと思っている2人が出会うわけですから、気が合う、価値観の合う運命の方に会えたときには、ずっと求めていた「結婚」に違和感なくフォーカスできます。  しかし、ミノルさんは、まだ運命を感じる方に出会えていないこともあり、先入観からさまざまなことを頭で考えてしまっているようでした。 「婚活するのにも疲れました。でも、やめたらこのままずっと1人だと思うと寂しい。1人で生きていけなくはないが、誰か素敵な人に側にいてほしいんです」  私はミノルさんにどんな婚活をしてきたのか、どんな恋愛をしてきたのか聞いてみました。 「今まで、恋愛経験はそれなりにしてきました。ただ、長く続かないんです。長い人で1年。平均すると半年がいいところでしょうか」  仕事の忙しいミノルさんはお付き合いしてから、女性がワガママになったり、甘えてきたりと、付き合う前と変わってしまうところを見ると、冷めてしまい、喧嘩などが勃発するとすぐに別れるという選択肢を選んできたようでした。
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自身の親子関係は結婚観に大きな影響を与える
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