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客からのウザいLINEをSNSに公開するキャバ嬢たち

シャンパン

クソ客がストーカー化、警察は取り合ってくれず…

 クソ客に対してやりすぎたことで「地獄をみている」というのは、東京・六本木のラウンジに勤めるユリナさん(仮名・22歳)だ。 「しつこくプライベートデートに誘ってくる常連の“クソ客”とのやり取りをインスタグラムに上げていたんです。その客の悪口とかも書いていたんですけど、バレちゃって。逆上した相手に最寄り駅で待ち伏せされたり、勤務終わりのタクシーをつけられたりして……。家の郵便受けに脅迫文を入れられたり、嫌がらせを受けましたが、警察に行っても取り合ってくれず。怖くなって系列店に異動しても、どこから情報を聞きつけたのか変装してまでやってきたんです。ボーイに頼んで、私をクソ客の席につかせないようにしてもらいましたが、まさかここまでストーカーっぽくなるなんて本当に怖くて……」  昼の仕事もするユリナさんだが、出退勤時は裏口を使ったり、電車も日によってルートを変えてみたり、見通しの良い道を選んで通らざるをえないというから、その恐怖と苦労は計り知れないだろう。  SNSによって、相手のプライベートが垣間みられるようになり、人と人との距離が近くなり、関係性が濃くなったかのようにも思えるが……。一方で、今回のキャバ嬢たちの体験談のように、予想だにしない人間関係のトラブルを呼び込んでしまうこともある。いま、ネットとリアルは表裏一体になりつつもあり、そのつながりを軽く見すぎてしまえば、現実の生活を一変させてしまうような恐ろしい事態が待っているのかもしれない。<取材・文/森原ドンタコス>
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