客からのウザいLINEをSNSに公開するキャバ嬢たち
SNSは生活になくてはならないものだ。プライベートでの出来事をアップするだけではなく、ナンパに利用したり、仕事の業務連絡や営業ツールとして使ったりする人もいるだろう。もはやネットとリアルの境界線は曖昧になりつつある。
だれでも気軽にやり取りできることがSNSのメリットだが、そのつながりを軽視し過ぎれば、思わぬトラブルに発展してしまうことも……。
「嫌なお客さんとのやり取りに疲れていたんですけど、あまりにもひどい人がいたから、LINEのやり取りをTwitterに上げたんですよ。そしたら100リツイート以上、そしてそれ以上の“いいね”がついて(笑)」
そう屈託のない笑顔で話してくれたのは、九州は福岡県の一大歓楽街・中州エリアのキャバクラ店に勤めるユミさん(仮名・21歳)。キャバ嬢にとって、いまや電話やメールではなく、気軽にやり取りできるLINEが営業ツールとなっていることは言うまでもない。
ユミさんはたった一度だけ来店したフリー客とLINEを交換したが、翌日から「プライベートで遊ぼう」と執拗に誘われた挙句、最後は「軽い女」「汚れた女」と罵られたのだという。
「私はあくまでもキャバ嬢。女友達か彼女気分でLINEのやり取りをしてくる人がいますが、うちらとしては単なる営業活動に過ぎないんですよ。同伴やアフターのお誘いなら歓迎しますけど、お金が発生しないのに、店に来るわけでもないヤツの相手してられるかって感じ(笑)。なんか勘違いしてるっぽいから、それをズバリ告げると、『殺す』とか『拉致ってやる』とか怒っちゃって。あまりにもクソだったのでTwitter上でやり取りを晒すと大反響! お店のスタッフも気遣ってくれて、その人は出禁に。まわりでも有名な“クソ客”だったので、キャバの友達からも褒められました」(ユミさん)
SNSで「#クソ客」とハッシュタグを付けて検索すれば、キャバ嬢や風俗嬢など、水商売で働く人たちの本音をうかがい知ることができる。同業の仲間たちから共感を得ることで、溜飲を下げているのだろう。とはいえ、思わぬ逆襲に遭ってしまうこともある。
北海道札幌市のすすきのエリアにあるキャバクラに勤務するアイナさん(仮名・19歳)も、同じような経験を経て、ネット上に“クソ客”とのやり取りをアップするようになった1人だ。
「LINEやTwitterのDMを使って性器の写真を送ってきたり、卑猥な言葉ばかりを送ってくるお客さんがいました。そういうことって意外と多くて、女のコたちも困っていました。我慢の限界でネット上に晒したところ、すぐにバレてしまったようで『名誉棄損で訴える』と言われました」
当初は「訴える」と言われて驚いたアイナさんだったが、冷静に考えてみれば相手は「わいせつ物」を自らアイナさんに送り付け、わいせつな言葉を浴びせた証拠を自ら残しているということになる。
「お店のスタッフに相談して、客の勤務先に報告するといったところ、店まで謝罪に来ました。最終的には10万円の慰謝料とお店の出禁で決着しました。クソ客に悩んでいる女のコはガツンとやっちゃったほうがいいですよ!」
とはいえ、LINEで執拗に誘ってきたり、わいせつ画像を送りつけてくるような“クソ客”のなかには、恐るべき粘着気質で、逆上するような輩だって少なくない。

SNSに「#クソ客」とのやり取りをアップしたら大反響
「名誉棄損で訴える」と脅されて…
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