仕事

本当にいたバカ上司「取引先の印鑑、ハンコ屋で作っちゃえば?」

部下

「ハンコ屋で店舗印作っちゃえば?」

「修理先には、キャバクラやバーなどのいわゆる“夜店”と呼ばれる店舗もあるのですが、夜店は半数以上、店舗印自体を作っていなくて、こういった夜店の修理が続くと、立て続けに決済が発生してしまい、ますます不正を疑われてしまいます。  決済が3店舗くらい続いたある日、所長から『なんでこんなに決済が多いの?』と呼び止められて、夜店の修理が続いたからと理由を説明しようとした瞬間、『こんなに決済が多いのなら、ハンコ屋でそこの店舗印作ってくれば?』とボソっと言われました。この発言には驚きました。不正を防止するどころか、不正をすすめてきたことに腹が立ちましたね」  ハンコの偽装は、法律によって固く禁じられている。要するに犯罪である。  所長は強要こそしてこないものの、その発言自体が大きくモラルを欠いたものだ。犯罪の幇助など、最悪の場合は事件にもなりかねない。藤原さんが、怒りに満ちた表情でこう話す。 「何が一番気に入らないかといえば、一方的に『君は決済が多いよ』と上長も所長も言うだけで、なぜ決済が多いのかという理由を聞いてくれないことです。本来は『この店では以前は店舗印をもらえたけど、どうして今回はもらえなかったの?』『お店が仕込みをやっていて忙しかったためもらえませんでした』など、会話のキャッチボールが発生するのですけどね。それがないからムカついてしまうんですよ」  上司に聞く耳をもってもらえず、挙句に提案された改善策は犯罪行為……。彼らの品位の低さに呆れると同時に、藤原さんが気の毒でならない。<取材・文/水野高輝> ― 本当に実在した! 隣のブラック上司たち ―
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート