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リア充だらけのなか「ぼっちBBQ」に挑戦してみた

 自分へのご褒美は一人きりの時間! SPA!記者が“ぼっち”でさまざまなイベントに挑戦し、その充実方法を提案。さて、本当に楽しいのは? ぼっち遊び

ぼっちBBQはキャンパー向け。初心者には厳しい…

 夏、最大級のリア充イベントBBQ。手ぶらで行けるBBQを調べてみると、一人だと受付不可の場所ばかりで、さっそくぼっちに厳しい。仕方なくホームセンターで器材一式を手に入れ、食材を購入するが一人分には多すぎる。両手いっぱいの荷物で、早くもへとへとになりながら、日差しが照りつける公園に到着。大きなテントでEDMを流すリア充の笑い声が響き、早くも心折れそうになった。  まずはBBQコンロを組み立てる。初めての作業だったが、説明書を見て10分程度で完成。コンロを構えると一気にBBQらしくなった。
BBQ

写真はイメージです

 次に食材の準備。包丁で一口大にカットし、串に刺していく。なぜかパプリカの中が腐っていた。悲しい。そんな筆者を慰めるようにアリが寄ってくる。やけに情緒的になるのもぼっちの醍醐味か。  さて、火おこしだ。ここが一番の心配どころ。炭に火をつけ、うちわであおぐ。しばらくして炎は安定してきた。よし、あとは焼くだけ。ここまで一人でできたことに自分を褒めたくなる。  食材を網にのせると、目の前にごちそうが広がった。ちょっと贅沢したステーキや海鮮もとてもおいしそう。苦労が報われた瞬間だ。だが、気を抜くのはまだ早かった。思っていたより火が強くてあっという間に焦がしてしまい、慌てて皿に移すことに。口にすると、焦げていたがここまでやり遂げた達成感も相まっておいしい。だが食べ終わると疲れがどっと溢れ、なかなか動けなかった。重い腰を上げて片づけ、荷物をまとめる。
BBQ

写真はイメージです

 帰りにぼっちBBQおじさんを発見したが、慣れている様子で貫録を感じた。ぼっちBBQは精神面のみならず技術面においても難易度が高く、キャンプ好きの人なら楽しめるかもしれない。 予算 5000~7000円 充実度(最高は5)★★ 所要時間 半日 【結論】達成感に浸れるが、慣れていないと疲労感が勝る。上級者キャンパー向け。 ― [ぼっち遊び]超充実ガイド ―
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