「天丼てんや」の“ひとり飲み”コスパがいいって本当? ぼっちで行ってみた
コロナ禍で大人数での飲み会が減っている今、「ひとり飲み」が注目を集めているという。大手チェーン店ではお一人様向けメニューも充実しており、気軽に立ち寄れる上にリーズナブルな値段で飲めると人気なのだそう。
そんな中、「天丼てんや飲み」のコスパがいいという噂を耳にした。てんやといえば、天丼・天ぷらでお馴染のチェーン店だが、本当に安く飲めるのだろうか? それを実証すべく、実際に行ってみることにした。
今回訪れたのは大阪ミナミにある「天丼てんや難波御堂筋店」。東京出身の筆者からするとわりとどこにでも店舗があるイメージの同店だが、現在、筆者が暮らす関西圏には大阪を含めた4店舗のみ。
来店したのは午後4時。昼飲みの文化が深く根付いている大阪とはいえ、さすがにまだ人は少ない。混んでいたらカウンター席でしっぽり飲もうとも考えていたのだが、今回はテーブル席を選ぶことにした。
まず注文したのは、天ぷら4品に生ビールがついた「ちょい飲みセット(650円)」。一般の居酒屋では生中1杯400円ほどだが、これに天ぷら4種が付いてくるとはかなりオトクに感じる。天ぷらの具材は、イカ、海老、レンコン、インゲン……と個人的に好きな具材ばかりだ。まずはビールを一口……くぅ~、うんめぇ~! 夕方から飲むビールってなんでこんなに美味いのか。まさに、五臓六腑に染み渡る。
ビールで一息ついたら、さっそく天ぷらをいただく。さすが、天丼屋なだけあって衣がサクサクで美味しい。イカはフワフワだし、野菜も良い歯ごたえ良し。というか、天つゆが美味い。酒飲みの筆者はもはや、付属の大根おろしを天つゆに浸して食べるだけでも十分なアテになる。
650円でこれだけの量なら全然申し分ないのだが、やはりもう少し飲みたいところ。ちなみにアルコールメニューは生ビールの他、ハイボール、レモンチューハイ、日本酒とやはり居酒屋に比べると少ない。個人的にはウーロンハイがあると嬉しいのだが、ここはビールをおかわりするかレモンチューハイを飲むか。一気に酔うために日本酒にいくのも良いな……。
というわけで日本酒(350円)を追加。ついでに何か食べようと一品メニューを見てみると、冷奴やアスパラピクルスなどサッパリ系が多い。少し口直しもしたかったので、ここはなるべくリーズナブルにミニほうれん草のおひたし(50円)を注文した。口がサッパリしたところで、限定メニューの米茄子とみょうがの天ぷら(100円に)も追加することに。
天ぷらをつまみにビールを飲み干す
アルコールメニューは少なめ
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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