クレカをサインレスで使えるのはいくらまで?
お昼休みや仕事帰り、コンビニやスーパーのレジで便利なのが、Suicaなど交通系電子マネーやクレジットカード。実際、アメリカン・エキスプレスの「お金や消費に関する意識調査」によると、電子マネー・クレジットカードでの少額決済派が増えているそうだ。20代社会人の約64%が電子マネーを利用しており、よく使う支払い額は「金額にかかわらず出来るだけ利用」14.5%が最も多く、「500円未満」「1,000円未満」が計21.1%。クレジットカードのよく使う支払い額は「3,000円未満」が38.5%となっている。
ちなみに、クレジットカードはサインが面倒だと思っていたが、コンビニやスーパーなどレジに行列ができやすい場所ではサインレスとなっている場合も多い。ただし、一定金額以上となるとサインを求められることも。そこで、コンビニ、スーパーを中心に、クレジットカードで快適に買い物ができる店舗を調べてみた。
◆コンビニで1万円も買わないから安心
大手コンビニのほとんどではクレジットカードの利用が可能で、1万円未満はサインレス(ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップ)。サークルKサンクスは5000円未満だが、コンビニでそんなに買うこともあまりないだろう。また、支払い回数は1回のみで分割払いは不可、公共料金の支払いや商品券などの購入はできないことがほとんどだ。ICチップ搭載のカードの場合は暗証番号の入力が必要な場合もある。一昔前は、「ファミマカードのみ」などの自社系列のオフィシャルカードのみ利用可能といった措置もあったが、今はほとんどのカードが利用可能だ。
◆スーパーはファミリー向けで3万円
スーパーでは、食品売り場の長蛇の列をスピーディに流すため、サインレスが早期から導入されている。西友とイオンでは3万円未満がサインレス。ダイエーは31,500円未満がサインレス。一方でイトーヨーカドーはセブンカードのみ金額にかかわらずサインレスだが、他社ブランドのカードはサイン必須となっている。
クレジットカードで破産! という人もいるが、よくいく店で小銭で払っているなら、カードの方が楽だしお得だ。今後、クレジットカード、Suicaをはじめとした電子マネーがもっと便利に使える環境になってくれることを願う。 <取材・文/林健太 画像/_Dinkel_ from Flickr>
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