更新日:2018年10月02日 12:45
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転職20回の男が語る「応募してはいけない企業」の“危険”求人ワード

 就職売り手市場と言われる昨今、新卒採用だけでなく、人手が足りず、優秀な人材を確保したい企業が中途採用に力を入れている。転職サイトに掲載されるのも、業界・職種問わず様々な企業だ。しかしそんな数多くある求人にも、当然「地雷」と呼ばれるものがある。 「転職とは、『転ぶ職』と書きます。なのでほとんどの場合、うまくいかないと思っていますね」
yoshida

転職マスターと自称する吉田さん。体格がよくエネルギッシュな雰囲気で、一見するとバリバリ働く営業マンのような印象を抱くのだが

 今回話を聞いた吉田さん(26歳・仮名)は、今年で社会人4年目。20代半ばにして既に転職回数は20回(正社員・契約社員・派遣社員含む)。現在も毎日のように複数の転職サイトをチェックする自称「プロの転職マスター」である吉田さんに、求人ワードで見極める「応募してはいけない企業」の特徴を聞いてみた。

仕事も遊びも全力で!

(吉田さんの解説)  仕事が全力っていうのはまあ分かります。ただ遊びも全力はいただけない。だって遊びって、「個人の裁量」ですよね? なぜ会社が仕事のみならず遊びも本気なんて言えるんですかね? このワード=「プライベートにまで会社が干渉します」ってことです。  僕はこのワードを出している企業の面接に行ったことがありますけど、週に一回全員参加の飲み会がある会社でしたよ。勘弁してほしいですね。何の商売をやってるかわからないベンチャー企業か、不動産業界のような体育会系企業に多いワードです。

入社〇ヶ月で部長に!

(吉田さんの解説)  よく見かけません? こういうワード。ギャグなんですかね、これ。〇ヶ月で部長って、僕、大学生のころバスケサークルの部長やっていましたけど、それですら部長に昇格するまで2年かかりましたよ。入社してそんなに早く部長にされるくらいなら、まだ年功序列の方がいいですね。  これも不動産系、通信系の実力主義的な営業の職種に多いワードですね。すっごいノルマを課してくる会社に多いですよ。

「仲間」というワード

(吉田さんの解説) 「仲間」というワードが頻繁に出る求人も危険です。「職場の仲間と一致団結して…」みたいなワードを謳う企業の面接に参加しましたけど、すごい圧迫面接でした。その時はまだ仲間じゃなかったからですかね。で、結局入社したんですけど、まあ酷かったですね。  自分の仕事が終わって帰ろうと思ったら「みんなが残業しているのに帰るのか!」とか言われる感じです。仲間を見捨てて帰るのはご法度のようです。「仲間と一致団結」なんて言葉は、中学生が体育祭で使う言葉ですよ。注意ワードです。

「夢」、「人生一度きり」

(吉田さんの解説)  このワードを出す企業、社長が教祖的に崇められている場合が多いので要注意です。「人生一度きりだぞ! 夢を叶えたくないのか! 叶えたいなら仕事に打ち込め!」なんてクソ理論を使ってサービス残業させるんですよ。  こういう企業は社員の平均年齢が極端に低い場合が多いですね。やっぱり、若い人ほど騙されてしまいますから。後、こういう企業は自社のホームページに社員の言葉みたいなのを出してることが多いです。大抵、社員の言葉にも「夢」とか「人生一度きり」なんて書かれていますよ。  ちなみに僕はこういった企業の面接で、「夢はありますか?」って聞かれたから「現状維持です」って答えたら落とされましたね。まあ、落とされて良かったですけど。ちなみにその時の面接官に夢を聞いたら、「六本木ヒルズに住む」って言ってましたよ。まあ頑張ってください。
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「クリエイティブ」には注意せよ!
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