「あ~仕事やる気出ねぇ!」そんな時にやる気スイッチが入るスポット
近年、フリーランスで働く人の数は増加傾向。大企業やITベンチャーなどで働く会社員でも場所や時間を選ばず、自宅やシェアオフィスで仕事をするテレワークの利用者が増え、最近では沖縄などリゾート地で働く「ワーケーション」というさらに進化した働き方まであるという。
毎日満員電車に揺られ、決まった時間に出社しなければならない多くの人にとってはなんとも羨ましい話だが、「何となくやる気が出ない、調子が悪い」という日は誰しもあると思われ、場所や時間の自由度が高いと、それだけ働く人の自制心・精神力が試される機会も増える。
もちろん全員ではないが実際、自宅で働こうとして様々な誘惑に負けてしまうことも少なくない。特に私の場合、学生時代から睡魔に性欲にあらゆる欲望に負け続け、家で勉強などとてもできない性分だったが、仕事をし始めてからも全然ダメだ。
今回はそんな職場難民たちが「やる気が出ない時でも超絶仕事がはかどる」「身体を持っていくだけで仕事スイッチが入る」と、太鼓判を押すスポットを紹介する。
羽田空港第2ターミナル5F新展望室内に併設されるカフェ「アミーチデルテ」など、景色が良かったり、通行人がよく見える造りのお店が特におすすめ。
空港内を忙しなく行き交う人たちが醸し出す独特の高揚感に包まれていると、重たい頭が刺激されて、脳が活性化してくるような感じがする。机に突っ伏してひと眠り……という気持ちにはなりにくい。またベタな話だが空港でPCを広げられると、妙に仕事ができそうな人たちに見えてきて、自分までなけなしの労働意欲も湧いてくる。
無料無線LANの接続時間が一回5時間というのも、集中して仕事するにはちょうど良い(接続が切れても繰り返し接続できる)。
個人的には1文字も進めていない真っ白な原稿に向かう時など、気の重い仕事に取り掛かるのに向いているように思う。ひと仕事終えた後、東京モノレールやリムジンバスの車窓から眺める景色がまたひとしおだが、空港までの往復交通費は自分へのプレッシャー代、ギリギリまでサボった自分への罰金と考えよう。
ここ数年、自宅やオフィスの仕事用デスクでスタンディングデスクが普及している。著述家の勝間和代氏も自宅に置き、一時期ブログでやけに推していたが、会議スペースに導入した企業では会議時間が短くなるなどの効果があったという。従来のデスクワークでカチコチに凝り固まった首・肩・腰の負担などが軽減されたりと、健康上も良い影響があるようだ。
ぜひ活用したいが、自宅だと洗濯物を引っ掛けるくらいの使い道に陥りそうで怖いし、そもそも自宅で仕事する習慣も、置くスペースもない。
幸い都内には立って飲食するタイプの店が結構あるが、流石に上野系の立ち飲み屋などは雰囲気的にPCを広げにくい。気軽に利用しやすく、それなりに長居できるといった理由から最近は「HUB」に落ち着いた。酔客が比較的少ない、酒が安いといった理由から、ハッピーアワーでの利用がおすすめ。アルコールを入れると眠たくなりそうな場合はソフトドリンクでも良いし、それが主義に反するならレッドブル系のカクテルにでもすれば良いだろう。
もっとも仕事用のスタンディングデスクとは異なり、高さや角度の調整などは当然できず、電源などもまずないため、長居するとしても1、2時間の利用がせいぜいかと思われる。その日、最後のひと仕事をしたり、ゆっくり休憩している場合じゃないけど、リフレッシュしたい気持ちの時に利用するのが向いている気がする。
仕事がヤバイ状況でもわざわざ足を運ぶ価値あり、羽田空港
17~19時のハッピーアワーが1日の仕事のラストスパートの合図、HUB
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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