真偽のほどはわからないが巨乳がいる職場は生産性が高いといった話を聞いたことがある。極端に谷間を強調した姿やミニスカート姿で視界をウロウロされては逆効果だろうが、正直な実感として、仕事中もある程度そうした気持ちのハリは大切かと思う。 　平日の「ルミネ」の「タリーズ」は“平日のルミネ”というのが1つ目のポイントで、必ずしも巨乳がいるとは限らないものの端的に女性客が多く、平日なら空席を見つけやすいのが魅力だ。午前ならまずガラガラ、昼時でもまず座れる。 　しかも、商業施設のテナントによくあるコーヒーチェーンの中でも、タリーズの椅子は同じフロアの家具店の椅子を採用していたりと、「スタバ」などの椅子に比べて座り心地が良い。無料Wi-Fiに時間制限がないことからも、タリーズはより仕事向きのコーヒーチェーンと言え、ワンモアコーヒーの割引もあるので特に大量の軽作業などに取り組むのに向いている。 　もっともルミネのタリーズも羽田空港などとは違って他のお客さんの回転率も基本悪いので、週末などはかなり混雑するので注意。周りの様子次第では長時間の利用は控えよう。 　ちなみにコーヒーチェーンで「ルノアール」などが思い浮かぶ人もいるだろうが、「隣でマルチの会話などされると気になって集中できない。いちいちこっちがイヤホンしたりするのがなんか癪だし…」と話すフリー編集者もいた。 　作業に行き詰まった時、時間をかけてゆっくり考えに集中したい時に重宝されているのが、スーパー銭湯やサウナだ。「新宿テルマー湯」の場合はソファーやリクライニングチェアなどがある地下2Fのラウンジスペースがおすすめだが、「荻窪なごみの湯」も電源やWi-Fiといった設備が充実しており、壁向きのカウンター席もあるので集中しやすい。
　仕事して疲れたら入浴というのを繰り返すと、ほぼ永久に働き続けられるような気もしてくるが、あまり暑いサウナや風呂にしっかり浸かりすぎると、心身ともにフニャフニャになって、すぐ眠くなるので注意。寝るつもりがなければサウナも風呂も意識的に短めに済ませ、浅めに入るのがポイントだ。 　もっとも、就寝前にサウナや風呂に入ると熟睡しやすく、比較的短い睡眠時間でも効率よく疲れが取れやすい。特に二日酔いでヨレヨレでも仕事しなきゃマズイ時は短時間でもスッキリできること請け合いだ。 　今回は主にフリーランスやテレワーカー向けにスポットを紹介したが、仕事場選びに融通が利かないサラリーマンの皆さんも、たまにはリフレッシュがてらに外で仕事をしてみてはどうだろうか。「職場以外で仕事が出来ないんだよ！」と言う方は、転職してからこの記事を参考にしてほしい。＜取材・文／伊藤綾＞1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X（旧Twitter）：@tsuitachiii