恋愛・結婚

オリラジ中田に共感の声…“イクメン過労”の夫達から炎上覚悟の悲鳴

美化される「良き夫」像がツラい…

 厚労省が推進する「イクメンプロジェクト」のホームページを見ると、乳飲み子を抱っこ紐でおぶり、哺乳瓶を持った侍が屹立するイラストが目に入る。フルタイムで働く父親が、家事育児にそこまでのコミット求められるのが当たり前になるとしたら、それこそ過労死してもおかしくない。

〈ママ友たちと話をするんでしょう。うちの夫はこうなのよ、ああなのよ。そのうちに妻たちの間で強烈に「良い夫像」が形成されていき、そこからいかに自分の夫が外れているかの、グチ大会になっていくのだと思います。〉 〈友達の夫と比較して、わが夫の長所に気づくならいいと思います。でも、足りないところに目を向けるのはものすごく非生産的ですよね。〉  上記は中田氏がコラムで触れた“ママ友弊害論”を引用したものだが、イクメンという名の虚像作りはママ友同士の情報交換に限らない。「半年間の育児休暇を取りました」と発信する経営者しかり、「夫はいつまでも夢の国で甘えたい子供」とうそぶく女流コラムニストの発言しかり。  これら「イクメンであることが当たり前」「イクメンであることを夫に求めよう」とする世間の風潮はハードルの高すぎる“良い夫”像を作りあげているきらいもある。そして、そこに満たないパパたちは、批判されっぱなしで黙り込む――。。 「『良い夫やめます』宣言以前のあっちゃんのコラムも読んでいましたが、どこか偽善的というか、無理しているような印象を受けました。『妻と別れてもいいし、子どもの親権は渡していい』なんて怖いことも言ってますが、当人に離婚願望はないだろうし、放蕩オヤジにも封建的な父親になりたいってことでもないはず。偽りの良い夫像にとらわれず、現実的なパパ業をどうやりくりしていくのか、今後のコラムには、がぜん興味があります」(前出のY田さん)  生々しいながらも、仮面を脱いで正面から夫婦問題に取り組もうとする中田氏が、今後どう指針を打ち出し行くのか、今後の展開に期待したい。〈取材・文/スギナミ〉
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