噂の[980円SIM]のベストな使い方

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◆使って幸せになるのはどんな人?

 ここまで、980円SIMの仕様だけお伝えしてきたが、実はプラン変更により高速通信も可能だ。

 400kbpsなら月額2980円。メガbpsクラスなら月額4980円となる。ただし、プラン変更は1か月単位で、変更が適用されるのは毎月の特定日に固定される。「今すぐ高速通信!」とか、「出張中だけ高速通信」といった使い方はしにくい。

 最近は通話可能プランも登場。「64kbpsのデータ通信+約30分の無料通話で2270円」という破格の設定(その他、3080円、4655円のプランもあり)。ナンバーポータビリティにも対応している。ただし、同キャリア同士の無料通話などはないので、電話魔の人は注意のこと。また、契約期間に縛りがあり、1年未満に解約すると、解約金が1万500円かかってしまう。

◆格安SIMはどんな人に向いているのか?

 一番幸せになれるのは、2台持ちで、通話はガラケー、スマホはネット閲覧用というような使い方をしたい人だろう。通信料金が大幅に削減されるはずだ。

 現在はガラケーユーザーで、これからスマホの導入を検討しているという人は、ネットオークションや海外から白ロムを手に入れて使うという手もある。

 スマホ1台持ちの人でも、通話もネット閲覧もヘビーでないなら、通話付きプランに乗り換えるメリットは十分ある。ただし、この場合はすでに契約しているキャリアの解約金がネックに。定額プランなどの解約料は、契約内容にもよるが、大体1万円弱になる計算だ。

 いずれにしても、イオンSIMが起こした低額旋風は、需要が業界でも認知されたようで、NTTドコモも追随することになった。定額通信プラン「定額データプラン128kバリュー」を発表し、月額1580円(2年契約時)を打ち出している。今後、定額通信サービスの供給は活発化すると予想されているので、プランなどももっと豊富な中から選べるようになるだろう。大いに期待だ。 <取材・文/江沢 洋>

― 噂の[980円SIM]を使い倒してみた!!【3】 ―




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