性生活の満足度で日本が最下位…世界18か国調査
泌尿器科医の小堀善友氏は健康リスクの点からSEXを推奨する。
「回数が多いほど長生きできるという研究データは山ほどあります。男性ホルモンの分泌を促すSEXは、性機能だけではなく心筋梗塞、前立腺がん、精神疾患などの健康リスクも下げてくれるんです。勃起しないだけなのであれば、バイアグラを飲んだっていい。性欲を維持し、SEXをし続けることが大切です。奥さんには性欲が湧かないという人は、コミュニケーションから見直していきましょう」
心理学者の富田隆氏もコミュニケーションを重要視する。
「オーガズムで得られる快楽は性的刺激に対する反応であり、充足感とは別物。興奮と快感を極点まで高め、“エクスタシー”に達することが“最高のSEX”ではないでしょうか。エクスタシーとはSEXに没入し、無我夢中の状態。そこに至るには会話やふれあいを通してパートナー間で安心感や信頼感を構築する必要があります。コミュニケーションを深めた先にエクスタシーがあり、最高の多幸感もまた、待っているのです」
高橋氏もこれに同意する。
「してほしいことや、嫌なことを言えないという女性は多いです。SEXはチームワークなので、協力して解決してほしいですね」
したがってSEXの構成要素は
①本能(性欲、興奮)
②快楽
③愛情(コミュニケーション)
の3つ。これらを満たすことで“最高のSEX”に到達できるのだ。
【産婦人科医・高橋怜奈氏】
日本産婦人科学会専門医。東邦大学医療センター大橋病院婦人科などに勤務。世界初となる女医兼プロボクサーとしても活躍する
【内科医・清水一郎氏】
おひさまクリニックセンター北院長。医学博士。著書に『老いない性ライフ 2 つの重要なホルモンで活き活き』(西村書店)など
【泌尿器科医・小堀善友氏】
獨協医科大学埼玉医療センターに勤務。著書に『泌尿器科医が教えるオトコの「性」活習慣病』(中央公論新社)などがある
【心理学者・富田 隆氏】
駒沢女子大学教授。著書に『「外見・しぐさ」で相手の心理を見抜く~他人の考えがわかる実践技術!~』(SMART GATE)ほか
※2018年5月28日付の月刊TENGA「Global Self-Pleasure Report」より。調査はヨーロッパ、北米、南米、アフリカ、アジアのさまざまな文化圏の18か国を対象に、18歳から74歳の1万3039人に対して実施された
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―「週刊SPA!」11/6発売号「最高のSEX大研究」より ―
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