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新卒から10年で年収3000万円超を達成した男の「副業マインド」

 年収1000万円以上を得ているのは全給与所得者のうち約5%といわれ、サラリーマンの中でもごく一部しか届かない額だ。しかし“本業”だけでは無理でも、副業と合わせれば、決して夢のまた夢という数字ではない。副業で「年収1000万円」を達成している先駆者たちのノウハウを見ていこう。

年収1000万円の新しい稼ぎ方

新卒から10年で年収10倍超を達成した男の「副業マインド」


「結局のところ、会社員が現実的に始められる副業の種類は大きく5つ。①ブログなどのメディア運営、②教材などコンテンツ販売、③投資、④転売、⑤イベント開催。このなかから『いくら稼ぎたいか』によって、とるべき方法が変わってきます。まずは『年収を1000万円台に乗せる』など、欲しい収入を明確にしたほうがいいですね」

 そう話すのは、サラリーマンとして年収1250万円を得ながら転職情報ブログのアフィリエイト報酬で年間2000万円の副収入を得ているmoto氏(31歳)だ。自らの経験を基にしたキャリアアドバイスが人気を呼び、ツイッターなどで人気が急上昇しているインフルエンサーでもある。

 ただ、現在は高年収の彼だが新卒で入社したのは地方のホームセンターで、当時は年収240万円でレジ打ちをしていたという。

「最初に副業でブログを始めたのは、人事部に行って新卒採用を任されたタイミングでした。そのときは就活生に向けて自分の就活経験や、エントリーシートのQ&Aとかを書いていて。収益化はしていませんでしたが、メディアに取り上げられて月間70万PVまでいき、それをきっかけに収益化して結果的にそのブログを広告会社に数千万円で売却できたんです」

 その後は本業のキャリアアップに専念。リクルートや楽天など4回の転職を経験するなかで、3年前に現在のブログを立ち上げた。

「まず1か月のランチ代2万円を目標にして、元手がかからないブログを稼ぐ手段として選んだ感じですね。テーマは自分の業界に紐づいた内容が書きやすいので実体験を基に、転職市場や転職エージェントの情報に切り替えました」

SNSとの連動が収益アップに繋がる


 開設当初の収益は月5万円程度だったが、今年に入り急成長。その最大の要因がツイッターだ。

「これだけ情報が簡単に手に入る環境なら、いかに“個のストーリー”を見せるかが重要だと思うんです。最初はツイッターで話題のニュースにコメントを発信して、徐々にフォロワーを増やしていきました。ある程度の数になったところで、次は有名人に絡んで拡散を狙っていって(笑)。ツイッターを主戦場にしながら、ブログを織り交ぜることで相乗効果がありましたね」

 現在、moto氏のフォロワー数は約2万7000人。本業ではベンチャー企業で営業部長をしながら、今年4月にはブログ事業を法人化するまで成長させている。

 ただ、ここまで副業が順調でも「本業を辞めるつもりは一切ありません」と断言する。

「理由は3つあって、1つは本業のインプットがないと副業にアウトプットできなくなる。2つ目は収入源を一本化したときのリスク。3つ目は、サラリーマンとしての市場価値を高めることに興味があるからです。本業だけで年収1000万円稼ぐ能力と副業で稼ぐ能力は全然違います。もし、どちらか辞めないといけなくなったら副業をやめます。会社勤めよりも副業のほうが再現性は高いですから」

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副業に失敗しやすい人たちに共通する特徴

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