更新日:2019年01月22日 23:53
恋愛・結婚

今やパパ活市場は単価ダダ下がり。それでも月50万稼ぐ女子の営業努力とは

1回の対価に20万円も……

 現在、葵さんのパパは5人、全員が会社役員の既婚者だという。5人のパパをキープするコツを聞いてみた。 「会話には気を遣いますね。自分の話よりも相手の会話を引き出してあげるようにしています。仕事の話をしたがるパパも多いので、経済学やビジネス用語の勉強もしています。また、パパ同士や奥さんと鉢合わせしないようデートの場所にも気をつけています。会社から近い場所を偽って、麻布、銀座、青山、恵比寿などを使い分けていますね。  それぞれのパパとは月に1度会って全員大人のお付き合いをしているので報酬は1回8万~10万円ほど。デートコースは会員制のバーからホテルという流れが多いです。交際クラブの女性会員には1人のパパから月20万円などの月契約をしている子もいますが、切れたときに怖いので私はしません。また、交際クラブの男性にはホテルに行って15万~20万円と高額をくれる人もいるけれど、ほとんどがアブノーマルの人です。複数プレイ希望だったり、避妊をしないなど……。お金は良いけれど、後が怖いので私はお断りしています」  パパは皆、紳士的な人ばかりと話す葵さんだが、印象に残っているパパについても聞いてみた。 「交際クラブに登録したばかりの頃によく会っていた会社経営者のパパ。運転手付きの車で迎えに来てきてくれていた人だったのですが、ある日パッタリ連絡が来なくなったんです。数か月後、ショートメールで『会社が倒産した、でもこれからも会いたい』と言われました。少し同情はしたけれど、カネの切れ目が縁の切れ目で返信はしませんでした」  葵さんの話によると、パパ活女子は偏差値の高い女子大生が多いのだとか。若さだけで稼げる時代は終わり、パパ活女子にも知性や教養が求められる時代なのかもしれない。〈取材・文/カワノアユミ〉
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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