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「エコノミー運賃+1000円」でフルフラットのビジネスクラスに乗れる裏ワザ

エコノミーにプラス1000円で座れるのはハッキリいって安すぎる

エコノミーにプラス1000円で座れるのはハッキリいって安すぎる

 すぐに着陸に向けて降下を始めたため、横になれたのは30分程度だったが、リクライニングを倒さなくてもシート幅がゆったりしているので窮屈さはまったくない。  東海道新幹線のぞみ号のグリーン車も座り心地は申し分ないが、さすがにフルフラットのビジネスクラスに勝てない。しかし、料金は普通運賃で片道2万6750円で、東京~新大阪ののぞみ号指定席の片道1万4450円よりは高い。  だが、クレジットカード機能付きの『JALカード』を持っていれば、同カード所有者を対象に発売されている「ビジネスきっぷ」が1万7650円で発売しており、当日でも購入可能。のぞみ号のグリーン車が1万9230円なので、都内から成田の交通費を合わせて考えれば金額的にはいい勝負だ。

JALならホームページ上で国際線仕様の機材か見極めが可能!

 なお、JALの場合は成田~伊丹以外にも成田~中部などの複数の路線で国際線仕様の機材が運航されている。ただし、毎日飛んでいるとは限らないため、JALのホームページなどで確認するのがいいだろう。
予約サイトでの見分け方(JALの場合)

国際線の機材を使用する場合は白地に赤字のJになっている

 通常のクラスJは予約画面のロゴが赤地の白抜きになっているが、国際線の機材を使用する場合は白地に赤字のJになっている。ANAでも国際線用の機材が一部区間で飛んでいるがホームページ上で見極めるのが難しく、料金的にクラスJより高額なプラミアムクラス扱いのため、これに限っていえばJALのほうがお得だ。  国内線でフルフラットのビジネスクラスを体験したい人にはオススメ。わずか1時間ちょっとの短すぎる空の旅だが、優雅なひとときを過ごすことができるはずだ。<TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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