37歳・日雇いバイトなのに彼女が2人!ヒモの才能がある男の生き方
「男に生まれたからには常に夢を追い続けていたい……」と思うのは男性の美学かもしれない。だが交際している女性や妻からすれば、しっかり地に足をつけてほしいのが本音。
「特に有名でもない都内の大学を卒業して普通に就職したんですが、仕事が全然面白くなかったんです。当時、ホリエモンなど若手実業家がメディアによく出ている時で、僕の先輩とかも自分で起業する人が多かった。とはいえ起業するお金もなく、たいしたキャリアもない僕が稼ぐ方法……考えた結果、出した答えが司法書士になるということでした」
そう決意した小宮さんは独学で勉強をしながら、司法書士事務所でアルバイトを始めた。22歳だった当時は、司法書士を目指しているというだけでオイシイ思いをできたと話す。
「飲み会でも『司法書士目指している』というと、女のコの食いつきが全然違うんですよ。一緒にいた先輩からも『先生』と呼ばれて完全に調子に乗っていましたね。しかし試験に1回落ちて2回落ちて……。
気づいたら10回以上落ちてしまい……今では受ける気もすっかりなくして、司法書士事務所もやめてしまいました。周りに司法書士になると散々言ってしまったので気まずくって。今では昔の仲間との飲み会すら避けています」
小宮さんの年齢にもなると、同級生の中には役職も就き、バリバリ働いている人も多いはず。夢破れた劣等感を抱えながら彼らと会うのは難しいのかもしれない。
持つ夢にもよるが、成功する可能性はゼロではない。だが当然、失敗することもある。実際に、夢を諦めてから正職に就いていない男がいる。小宮章夫さん(仮名・37歳)だ。
「仕事がつまらない」からの脱却を目指す
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