更新日:2023年03月12日 09:06
ライフ

話題の「くら寿司」バーガーのお味は? 寿司屋とは思えない“意外な”風味だった

意外な味の率直な感想は?

くらバーガー

KURA BURGER ミート

 さて「KURA BURGER ミート」。風味はケチャップ味で、パテが薄い。その影響か、口の中はケチャップの味でいっぱいになる。すし屋のバーガーだから、ミートに醤油ベースのソースかと想像していたが、あっさりと裏切られた。誰でも食したことのあるケチャップという味付けをしたのは、おそらく、くら寿司がすし屋であると共に、和食も洋食も、イタリアンもスイーツも提供するという、ファミリーレストランという自負の表れではないだろうか。
くらバーガー

KURA BURGER フィッシュ。お茶とともに食すのはすし屋ならでは。

くらバーガー そして「KURA BURGER フィッシュ」。国産天然魚100%の自家製パテを使っていると店員が説明してくれた。すし屋のフィッシュバーガー、期待感が絶頂に高まったところで、かぶりついてみる。ミート同様に、薄いパテに味付けされたのはテリヤキソース。10種類以上のブレンドスパイスも効いているが、ソース好きな関西人ではないため、変化を求めてわさびやガリをアレンジしてみた。テリヤキソースには、からしより、ピリッとしたわさびが合う。また甘酢のガリをアレンジすることによって、玉ねぎのリングが少し深みのある風味になっていく。確かに、他のバーガーショップにないテイストだ。  KURA BURGER フィッシュも醤油ベースの味付けではないことが意外だった。「くら寿司本社がソース文化のメッカである大阪から誕生したため、関西人が大好きなソース味になったのではないか」と、私は勝手に思いを馳せた。どちらもすし屋が提供するバーガーとは思えない味つけだったが、かなりクオリティが高い。個人的には、よりアレンジのしやすいフィッシュが好みだ。  例えばの話だが、大人気チェーン店の「串カツ田中」が、サイドメニューでソース味のバーガーを発売したとしたら、業界を超えて大阪同士のソース味ガチンコ勝負になるかもしれない。などと、私は再び勝手に思いを馳せるのだった。<取材・文/夏目かをる>
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
1
2
おすすめ記事