原田龍二同様、ホテル代をケチられると興ざめする女性は多いようだ。だが、中には「こんな雑な扱いを受けたから冷めた！」という女性も。都内でアパレル業に勤めるユリさん（仮名・26歳）だ。 「相手は飲み会で知り合った人で、奥さんがいると知っていたのですが私から好きになりました。不倫でもいいから、と付き合うことになって、ホテル代は毎回彼が出してくれました。でも、最初の頃は丁寧だったセックスがだんだん雑になってきて……。 　別れの決め手となったのは、彼がセックスのときになってもテレビを消さなかったんです。ちょうどその時はバラエティが放送されていたのですが、彼はその番組を毎週見ているので消したくないとのこと。そして行為の最中、途中で彼がいきなり爆笑し出したんです。『お前、テレビ見てんじゃねーよ！』と怒鳴ってそのまま帰ってきましたよ」 　色々と我慢している不倫だからこそ、雑に扱わないでほしいというのが女性の本音なのだろう。だがセックスの雑さは別として、妻に財布を握られている男にとって毎回お金を出すのは難しいところ。そういう男性との不倫を選んでしまった女性にも原因はあるのかもしれない。 【結城（ゆうき）】 男女観察ライター。世の男女を観察し、夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter：@yuki55writer