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福山雅治「やっぱり人間、頑張るしかないですね」主演ドラマ『集団左遷!!』がクランクアップ

 廃店&リストラの運命にある銀行の支店を救おうと奮闘し、さらには会社の上層部の不正を暴こうと奔走する中年銀行マンの姿を描いた福山雅治主演のドラマ『集団左遷!!』(TBS系 日曜21:00~)が、このたびすべての撮影を終え、無事クランクアップ! SPA!は撮影終了後の福山を直撃した。  この日、撮影が行われたのは、福山演じる主人公の片岡が、同期の梅ちゃんこと梅原(尾美としのり)とともに「会社の不正を俺たちの世代で断ち切ろう」とアツい言葉を交わす、最終回の見せ場のひとつと言えるシーンだ。  現場は都内某所のビルの屋上。すっきりとした青空の下、見渡す限りビルが広がる抜群のロケーションのなか、数度のリハーサルを重ね本番が無事終了。するとそのとき、「お疲れさまでした!」の声とともに、片岡元支店長を労うべく、神木隆之介や中村アンら蒲田支店の行員たちが登場。サプライズに驚きつつも大きな花束を受け取った福山は、文字通り走り抜けた4ヶ月間を振り返った。 「本当にお疲れさまでした! ありがとうございました! 僕がドラマデビューをしたTBSに21年ぶり、しかも日曜劇場という大きな舞台を用意してくださり、帰ってくることができました。50歳になって初めてのドラマだったこともあり、いろいろなことが感慨深く、思い入れのある作品になりました。 今回、演じた片岡は『頑張る』男でしたが、最初、台本をいただいたときは、この人『頑張る』しか言ってないなって思って(笑)、それをどう表現すればいいのかけっこう悩んだんですけど、やっぱり人間、最終的には頑張るしかないなと。僕自身を振り返っても、頑張らなかったことって無かったなって思ったんです。だから彼の言っていることは決して間違ってはいない、という思いで演じてきました。 そんな彼の頑張りを表現するには『本気』でやるしかないと思いました。『本気』で走って、『本気』で怒って、『本気』で泣いて、『本気』で笑って、『本気』で仲間のことを大切に思って……そういう『本気』が積み重なっていかないと『頑張る』は伝わらないのではないかと思いました。 自分にとってすごくチャレンジングで難しい役でしたが、終わってみると、何よりもスタッフの『本気』、そして蒲田支店のメンバーをはじめとするキャストの皆さんの『本気』が支えてくれたんだなと実感しています。そうやってみんなでつくりあげた『集団左遷!!』、とても大切な作品になりました。僕も最終話はしっかりオンエアを見たいと思っています。本当に4ヶ月間、ありがとうございました!!」  ひと言ひと言、噛みしめるように語った福山。6月23日(日)ついにフィナーレを迎える『集団左遷!!』、ぜひ福山と一緒にリアルタイムで見届けて欲しい。 取材・文/中村裕一 撮影/水野嘉之
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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