
SNSで誤爆してしまい……
以下、社用スマホを支給されていない人の声を紹介しよう。
「会社のTwitterの更新を任されていました。毎朝投稿しなければならないのですが、ある日寝ぼけてプライベートのアカウントでつぶやこうとしたことを投稿してしまいました。すぐに気づいて削除しましたが、スクショされて『中の人投稿間違えてるww』みたいなツイートもされてしまっていて。急いで社長に謝りに行って、どうにか事なきを得ましたが、とても焦りました」(女性・23歳・IT)
「社用携帯が支給されなかったので、最初は会社の固定電話で仕事のやり取りをしていたのですが、外出が多くなり始めてから私用で使っているスマホの番号を教えるようになりました。外部の人ともよく連絡を取るのですが、ある日連絡先を交換したおじさんから酔っ払った勢いで電話が。仕事仲間として親しい人だったのですが、さすがに困惑しました」(女性・22歳・レコード会社)
毎月の電話代が馬鹿にならない
「支給されていないので、私用のスマホで仕事をしています。それは楽なので良いのですが、料金プランを定額制にしていなかったため、月の通話料金が2万円を超してしまいました。定額制にしろって話ですが、親しい人ならラインやスカイプで無料通話が出来ますので、そういうわけにもいかない。2台持ちは面倒なので社用携帯が欲しいとは思わないけれど、せめて通話代は会社に払ってほしいですね」(男性・25歳・出版社勤務)
最近は私用のスマートフォンでも電話番号を増やせるアプリなどが出てきたためか、2台持ちは古いという考えを持った若者の意見が目立った。その傍ら、私用のスマートフォンを使ってしまうと思いがけない被害を被ってしまったり、SNSで誤爆してしまうという危険性も。
何が使いやすいかは人それぞれだ。社員がストレスを感じることなく仕事をするためにも、会社は部署ごとに支給するか否かを決めるのではなく、一人ひとりにいくつかの選択肢を設けるべきなのかもしれない。
<取材・文/Noca>