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薄着女性のワキをのぞく、プールに水中ゴーグルおじさん…夏のセクハラ・痴漢ひどい手口

満員電車で注意したい「ソフト痴漢」

電車 都内の女子大生・湯田明菜さん(仮名・19歳)は、毎日の通学に使う電車の中で「ソフト痴漢」の被害に遭っているという。 「この時期、混雑する電車の中では肌をくっつけてくる男性がいます。満員電車に立って乗車していると、揺れに乗じて、腕を密着させてくる。こちらが避けるそぶりをしないと、エスカレートしてどんどん。大げさに避けてみても、追いかけるように肌を寄せてくる人もいます。  ただ、本当にわざとなのかわからないから、声もあげられない。でも毎日、いろんな人にやられているし、いい加減わかってくるんですよ。ただ、言ったところで逆ギレされるのも怖い」(湯田さん)  また、座っていれば大丈夫かといえば、そうでもない。神奈川県内の高校教師・佐々木有希さん(仮名・30代)が憤る。 「上から胸元を覗き込んでくるんです。そういう場合は、胸元にスマホを持って、カメラレンズを男性の方に向けます。そうすると慌てて目線を外すんです。本当なら警察にでも突き出してやりたいんですが、やっぱりわざとなのかわからないので……。こうやって自分で身を守るしかないんです」(佐々木さん)  この暑さで薄着にならざるを得ない女性たちを狙う輩たち。これらの行為は、湯田さんや佐々木さんが話すように「わざとなのかわからない」ところに悪質さがある。

プールには“水中視姦おじさん”も出没

 得体の知れない不気味さで言えば、プールに出没する“水中視姦おじさん”の存在も無視できない。美容学生のエリさん(仮名・20代)は今夏、学校の友人たちと連れ立って某テーマパークのプールに足を運んだ。当然、プールという場なので全員が水着姿である。 「流れるプールはすごい混雑していて、たいていがグループでいるのに……水中ゴーグルをつけたおじさんが、ひとりで潜ったり浮かんだり繰り返しているのがキモかった。すぐにその場を離れましたが、明らかに水中で見てますよね……」(エリさん)  そんな挙動不審な動きをしているおじさんが「けっこういた」らしい。複数のプール監視員によれば“見るだけの”男は数知れず、スマホだけでなくメガネ型カメラ、腕時計型カメラを使った盗撮事案の発生が後を絶たず、千葉県某市の公営プールでは、毎日こうした被害を訴える女性客がいるという。  もしも怪しい動きをしている男がいれば、抵抗することより、まずは監視員や警察への通報が望ましい。何より、そんな男たちに、恥を知れ!と言いたい。<取材・文/森原ドンタコス>
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