更新日:2023年04月18日 10:59
ライフ

東京タピオカランドに35歳オッサンがぼっちで行ってみた。剛毛すぎてインスタ映えが…

オッサン、自撮りに挑戦するも…

東京タピオカランド

節くれだった指と腕毛で、インスタ映えが台無し

 せっかくなので、SNSに投稿するためのパネルの前でタピオカを撮影してみる。確かに可愛らしいが、ダメだ。節くれだった指と腕毛がファンシーを塗りつぶしてしまっている。
東京タピオカランド

オッサンとタピオカ

 それならばと、飲んでいる姿を自撮りしてみるが、こんなもの親でも見たくないというほどの写真になってしまった。  肝心のタピオカドリンクだが、思ったほど甘ったるくもなくイチゴの酸味もほどよく感じられ、タップリ入ったタピオカの独特の食感と温かさもマッチして美味しく頂けた。
タピオカンバッチセット

タピオカンバッチセット

タピオカンバッチセット

なんだろう…この手抜き感は

 どうやらタピオカランドには、グッズもあるようだが、その中に衝撃的なモノを見つけた。タピオカンバッチセットだ。なんと真っ黒一色だけ。タピオカをモチーフにしていることはわかるが、これは手を抜いているわけではないのだろうか?アメリカの音楽家ジョン・ケージが1952年に、4分33秒の「無音の曲」を発表したが、そういうやつだろうか。  私がこの日着ていた黒いシャツにつければ、同化してつけていないように見える。欲しい!だがなぜか人気があるようで、残念ながら売り切れとなっていた。  たしかに「ランド」と謳うにはあまりに小規模な上にかなり隙の多い作りだったが、体感するための場所ではなく、部分をトリミングして写真に写しSNSに投稿するための場所だと考えれば不足はないように思えた。  そして私自身も、忘れかけていた「あの頃の心のシミ」を思い出すことができた。タピオカ好きでなくても、モノは試しに足を運んでみてはいかがだろう。<取材・文・撮影/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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