お金

親の無駄遣いで資産を減らさないために、老親のホンネを知ろう

相続話や資産管理、老親とのお金トーク術

 老親のお金を守るには、生前の対処が重要となるが、実の親とはいえ、お金の話を切り出すのは気まずいもの。良かれと思ったアドバイスで、相手が意固地になってしまう可能性もある。 「相続の話が気まずいのは、『死』をリアルに感じさせてしまうためです。心が『逃避行動』を取ってしまい、怒りや悲しみの感情へと繋がります。人は自分のことになると、感情的になってしまう。『この前、友達が親に相続の話をしたら、すごい喧嘩になったらしいよ。子供に相続の相談をされるのは嫌なのかな?』など、客観的視点を持てる話し方がオススメです」(心理戦略家の山本マサヤ氏) 老親のお金を守れ 会話に客観性を持たせることで、簡易的に「メタ認知」というカウンセリング技術が使えるという。幽体離脱したかのように状況を俯瞰して見る手法だ。 「『息子のためにお金を貯め始めたけど、大変だね。親の苦労がわかったよ』と、孫を意識させるのも有効です。また、相手に共感を寄せることで、老親からの協力も得やすくなります」  また、無駄遣いを注意するのにも、コツが必要だ。 「禁止されるほど、やりたくなる『カリギュラ効果』が起き、悪影響になりかねません。無駄遣いをするのは、生活を豊かにするためではなく、精神的な豊かさを得るため。禁止して我慢をさせるのではなく、『親父が好きな○○のシニアサークルがあるらしいよ』と、共通の趣味を持った団体やボランティアを勧めて、人との交流で幸福感が得られるように誘導しましょう」  さらに会話の順序も心には大きな影響を与える。 「脳の仕組み上、最初に批判してから、肯定すると相手にポジティブな感情が残ります。『ちょっと服にお金使いすぎじゃない? でも、いいセンスだね。もっと安く買えないかな?』と話すほうが、親も節約に向き合いやすくなるでしょう」  たった一言がお金の行方を大きく左右することもありうる。会話の仕方には工夫が必要だ。 【山本マサヤ氏】 心理戦略家、心理戦略コンサルタント。MENSA会員。心理学テクニックをレクチャーするコンサルティングやセミナーを各所で開催。メンタリズムを使ったショーも行う <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/オーグロ慎太郎>
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