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耳掃除しすぎでカビが生えて難聴に…実はヤバい難聴の原因6つ/医師監修

難聴

難聴でコミュニケーション障害が起きる!?

 老人性難聴の場合、大きな問題点として「コミュニケーション障害」が挙げられる。これは耳が聞こえづらくなったために相手の言っていることがよくわからず、会話が成立しないことから発生してしまう。すると本人はだんだんと無口になり、自分の部屋や殻に閉じこもって社会的な接触を断ち、ひいてはそれがうつ病や認知症の発症にまで繋がってしまうといわれている。  ただ、若い世代に見られる突発性難聴や低音障害型感音難聴の場合は「一側性難聴」(片側の耳の聴覚のみ聞こえづらくなる)のことが多いため、治療によって聴力が改善しなかった場合でも、両側の耳が聞こえにくくなる老人性難聴のようなコミュニケーション障害は生じにくい。 「しかしながら、悪い耳の側から話しかけられた場合には聞き取れないことがあり、相手が『無視された』と勘違いをしてトラブルになることがあります」(井上氏)  また、難聴とともに生じた耳鳴りが持続することがあり、それが原因で仕事が手につかなくなったり、眠れなくなったりすることも。 「耳鳴りが原因でうつ状態に陥り、心療内科での治療が必要になることもあるんです」(同)  さらに高音域に難聴が生じる騒音性難聴では、子音が聞き取りづらくなることから「音は聞こえるが言葉が判別しにくく、曖昧な相づちで会話をごまかすようになってしまった」(男性・40歳)という体験者も。  難聴になることは、言葉を奪われるのと同じなのだ。
井上泰宏氏

井上泰宏氏

【井上泰宏氏】耳鼻咽喉科いのうえクリニック院長 医学博士。杏林大学助教授、慶應義塾大学准教授を経て平成24年杉並区に現医院を開業。専門は難聴、めまい、耳鳴りをはじめとする耳の疾患 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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