一日の売り上げは4万5000円…タピオカブームの裏で苦悩する後発店
「街中で並んでる行列、大体タピオカ」とまで言えるほどに、ブームになったタピオカ。出店コストと原価率がともに低いため参入が容易で、利益が出しやすいことから、昨年からタピオカドリンクを提供する店も爆発的に増加した。
しかし、徐々にブームに落ち着きが感じられる今日この頃。特に、遅れてタピオカ店を開店した店によっては成功しているわけでもないようだ。今回はそんなブームにのっかりお店を出したものの、客足が思うように伸びず苦戦しているお店を取材した。
「最初はとても良い場所をみつけることが出来たと思ったのですが……予想よりも客足は伸びませんでした」
港区三田にあるタピオカ店『茶千喜』の店長であるAさんは、こう語る。このお店は7月末に出店したばかり。店舗選びには半年ほどの時間をかけたそうだ。
「近くには小学校から総合大学まで学校がたくさんあり、ターゲットとなる学生で大きな売り上げが見込めると考えていました。ところが、最寄りの大学は3、4年生が中心のキャンパスで、タピオカに食いつくほど若くなかったんです。また、近隣の中学校は買い食いが禁止されているみたいで……。なにより、当店含め、同じ駅付近に4つもタピオカ屋さんがあるので、そちらに流れるお客さんを取り込めなかったのかもしれません」
Aさん曰く、当初の想定ほど現地のタピオカ需要が大きくなかったこと、競合によって客数が分散してしまっていることが伸び悩みの原因のようだ。そして、気になる売り上げは?
「一日、大体40、50人ほどのお客さんが来ますので店舗での売り上げは多くて3万円ほど。またUber Eatsでの配達もしていて、1日に1万5000円ほど売り上げているので、合計4万5000円くらいですね」
タピオカ屋は原価率の低さが強みなので、こう聞くと悪くない数字にも聞こえるが、ここに港区基準の家賃がかかり、さらに人件費まで引くとそれほど利益が出てないようだ。ちなみに有名店だと一日で売れるタピオカドリンクは約200杯。月200万円ほどの粗利になる。
しかし、徐々にブームに落ち着きが感じられる今日この頃。特に、遅れてタピオカ店を開店した店によっては成功しているわけでもないようだ。今回はそんなブームにのっかりお店を出したものの、客足が思うように伸びず苦戦しているお店を取材した。
オフィス&学生街でも苦戦
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