「夫婦共働きというライフスタイルが浸透する一方で、育児と仕事を両立させることの難しさが改めて浮き彫りになった結果、揺り戻しとして若年女性の保守化が進んだのでしょう。そんな時代だからこそ、自分のことを庇護してくれそうな経済力のある中年男性は魅力的に見える。 　バブル期のトレンディドラマのような恋愛観に近しいことから、こういった状況を“トレンディ現象”と名づけています。とはいえ、やみくもにお金をかければいいのではなく、まず自分がおじさんであることを自覚し、その上で若者にはないメリットを生かしてレバレッジをかけた戦略をとる必要があります」 　女性が尊敬できる要素を持つことが、モテおじさん戦略の要に。 「主題歌の『ホール・ニュー・ワールド（全く新しい世界）』から“アラジン理論”と呼んでいるのですが、女性は自分の知らない世界を見せてくれる男性に弱い。これこそがおじさんの持つメリットです。さらに、相手の話をじっくりと聞くといった、若い男性にはない精神的な余裕が大きな武器となる。逆に言えばそれがなければ非モテおじさんのままとも言えます」 【モテコンサル勝倉氏】 「黒ギャル銀行員」の名でTwitterに降臨し、恋愛情報を発信。バンカーならではの分析力を武器に250人超の男性のコンサルを行い、’19年にモテコンサルとして独立 ＜取材・文／週刊SPA！編集部　撮影／加藤岳　アンケート／エコンテ＞ ※週刊SPA！10月29日発売号の特集「モテおじコンサル塾」より