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タテからヨコへ歯磨きのトレンドはなぜ変わったのか?

 子どものころ、「歯磨きはタテ磨き」と教わった記憶がある世代にしてみれば、ちょっとした驚きなのだが、「イマドキの歯磨きの常識はヨコ磨き」らしい。そもそも、いつから歯磨きはタテからヨコが推奨されるようになったのか?  「簡単に言うと、タテ磨きは歯と歯のスキマの食べかすなどの汚れをかき出すために行い、ヨコ磨きは歯と歯茎のスキマの汚れをかき出すために行います」とは、歯科衛生士の濱田真理子さんだ。

歯科衛生士の濱田真理子さん

 濱田さんによれば、歯磨きのトレンドの変化は寿命や我々の生活の変化とも関係しているという。

長生きするようになったからタテ磨きだけではダメになった?

「まず、現代は昔ほど虫歯に悩んでいる人が多くありません。その理由は、歯医者に行くようになったことや歯磨きをきちんとするようになったことはもちろん、食生活が変わったこともあります。その一方で増えてきたのが歯周病に悩んでいる人たちです」  それは、なぜなのか? 「最大の原因は、長寿になったからです。歯周病が悪化する年齢になるまで昔は生きていなかったのですが、人生100年時代になり歯周病になるまで生きる人が増えたのです。そのため、歯のケア=虫歯のケアではなく、歯と歯茎の境目をケアする歯周病のケアが重視されるようになりました」  以前は、虫歯のことを考えて歯だけを磨いていればよかったのが、今では歯周病のことも考えて歯の土台である歯茎もケアする時代になったわけだ。

寿命が延びたことによって、必要な歯のケアの方法も変わってきたと濱田さん

「歯の汚れをはらうという意味では、実はタテでもヨコでも磨き方はどちらでもいいのですが、歯と歯茎のケアをしようと思うと、ヨコ磨きのほうがいいのです。もともとは、ヨコ磨きが主流だった歯磨きですが、手磨きのヨコ磨きは大振りになりやすく、きちんと1本1本の歯を磨かない人が増えたので、1本1本丁寧に磨くという意味でタテ磨きの指導がされるようになったというわけです」  では、イマドキの歯磨きはどうすればいいのだろうか? 「まずは、歯と歯のスキマの食べかすをかき出し、そのあと、歯と歯茎のスキマに集中してヨコ磨きをするのがいいのですが、大事なのは大振りのヨコ磨きではあまり意味がないということ。ヨコ磨きでも小さく細かく1本1本の歯を磨かないと歯周ポケットに入り込んだ汚れをかき出すのは難しいでしょう。手も疲れますしね。そんな人には、パナソニックの音波振動歯ブラシ ドルツをオススメします。ドルツのスゴイところは、微振動で磨ける点。これなら1本1本の歯と歯茎の間のケアも簡単です」

音波振動歯ブラシ ドルツ「EW-DP53」

ドルツの利点と上手に使う際のポイントは?

 ドルツは、ヨコ磨きの利点をいち早く取り入れた電動歯ブラシ。歯周ポケットケアに適した「バス法」と、歯垢除去に適した「スクラビング法」、2つのヨコ磨きを歯に押しあてるだけで実現する。

バス法とスクラビング法

「当社は、1988年にタテ磨きのローリング法と、ヨコ磨きのバス法を加えた「電動歯ブラシ」を発売し、1988年を「電動歯ブラシ」元年と呼びました。記録では、このころ歯科医がバス磨きを推奨し始め、それを転機に当社も技術展開をしたとあります。ただし、当時はタテからヨコへという移行期であったために、タテ磨きとヨコ磨きの切り替えができる商品を発売していました。その後、お客様のパワーを求める声と、歯周病対策としてヨコ磨きの両立を図り、自社の高速駆動(リニアモータ)技術を取り入れて開発したのが、今のドルツです」とは、パナソニックのオーラルケア商品の担当者だ。ドルツの動きの細かさは、下記の動画でもよくわかる。
「ドルツを使うときのポイントは、歯と歯茎の境目に確実に当てること。ストロークを大きくしすぎず、丁寧に当てれば、歯と歯茎のスキマの汚れをかき出せます。あとは、ブラシの先端が歯に触れるかどうかぐらいの当て方でOKです。間違っても、歯ブラシを歯に強く押し付けないことです。オススメの握り方はペングリップです。細かい部分もしっかり磨けます」(濱田さん)

歯ブラシはエンピツのように持ったほうが歯1本1本を磨きやすい

 歯磨きをおろそかにすれば、口腔環境を悪化させ、大切な歯を失うだけではなく、口臭はもちろん歯周病、ひいてはさまざまなカラダの病気にまで発展すると言われる昨今。人生100年時代の歯磨きは、「歯そのものだけでなく自身の健康のためにやること」と、少しだけ意識を高くもって歯磨きをすることをオススメする。 音波振動歯ブラシ ドルツ 提供/パナソニック
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