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コンビニ「クリスマス商戦」の裏側。“チキンレース”で大忙し!?

繁華街ではキャバ嬢向けにクリスマスケーキが売れまくる

クリスマスケーキ 同じ時期に別の店舗で働いていた同僚にも話を聞くと、やはり似たような経験をしていた。彼は繁華街にほど近い店舗で勤務していたが、毎年必ず24日は寒空の中、店頭でクリスマスケーキの販売をするのが恒例だったという。 「12月下旬の路上だからめっちゃ寒いんですが、サンタの衣装を着ていると温かいんです」  なんと、あの衣装は賑やかしではなく防寒対策だったのだ。それにしても声掛けをしながらとはいえ、店頭で売っているからといってクリスマスケーキを購入する客などそんなにいるのだろうか? 「どこのお店でも店頭販売すれば売れるわけではありません。僕の勤務していた店は繁華街だったこともあり、店のデザートコーナーに置いているのと店頭で売るのとでは大違いで、店頭で毎年かなりの数が売れました。そのお客様のほとんどが、これからキャバクラに向かうおじさんたち。キャバクラ嬢にお土産にとホールのクリスマスケーキをたくさん買っていってくれましたよ」 サンタ 確かに、キャバクラにホールのケーキをお土産で差し入れしたら盛り上がりそうだ。しかし、そんなクリスマスケーキは、売り時が限られている。 「納品したクリスマスケーキが売り切れることはほとんどなく、加えていくら賞味期限が12月27日頃まで設定されているとはいえ、25日を過ぎると全く売れなくなってしまいます。そこで24日の午後くらいから頭を悩まされるのが“値下げチキンレース”です」  これは、コンビニでは毎回、ボジョレーヌーボーやバレンタインチョコ、節分の豆などの販売時にも行われる“チキンレース”である。店長やオーナーは各々の判断で、「どのタイミングでそれらの季節商材をどの程度値下げするか」の判断を迫られる。 「当然値下げした分はお店が損をこうむることになりますので、できるだけギリギリまで定価で売りたい。でもタイミングを逃すと誰も買わずに全額廃棄になってしまう。そんな絶妙な判断力が問われます。僕の場合は24日の16時くらいから半額にしていましたけど、人によっては19時以降に30%引きとか……全然判断基準が異なるんです。難しいですね」  クリスマスケーキは食べたい、でもできるだけ安く抑えたい……そんな方は店でホールケーキを販売しているコンビニの値下げのタイミングを狙ってみるのもひとつの手だ。筆者のおすすめは24日の20時頃である。<取材・文/松本果歩>恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA
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