恋愛・結婚

バレンタインで修羅場に…もらったチョコが高級メーカーとは露知らず

てっきり“本命”だと思っていたのに…

悩み 彼女以外からもらった、いわゆる“義理チョコ”でもトラブルはある。誠さん(27歳・仮名)は同じ部署の後輩に気に入っている子がいた。バレンタインは期待していなかったというが……。 「その後輩のことは可愛いなぁ〜とは思っていて、何回かサシで飲んだりしたんですが、なかなか進展はなかったんで、チョコをもらえるなんて1ミリも考えていませんでした」  バレンタイン当日、昼休憩が終わる頃、後輩に『ちょっとこっち来てください!』と給湯室に呼ばれる。 「後輩がコソコソ『これ、いつも先輩にお世話になってるんで! 他の人にはあげてないんで内緒にしてくださいね!』って、手作りチョコをくれたんです。これ完全に脈アリじゃんって、マジで嬉しくて。ホワイトデーに絶対告白しなきゃって思ったんです」  ホワイトデー間近になり、デートの店の予約もお返しの準備もバッチリした誠さんは後輩を誘う。だが、返ってきた答えは拍子抜けするものだった。 「3月14日の予定を聞いたら、『え? 残業とかですか? え~、彼氏とデートなのになぁ』って言うんです。もう意味がわからなくて。勝手に両思いかと思っていたから、彼氏がいるのも想定外すぎたんですが、カッコつけて『あ、お前彼氏いたんだ? どうせ1人で寂しくしてるのかと思って、お返しに飯でもって思ったんだけど、またな!』って強がったんです。てか、それしか思いつかなかった……」  結局、残業ではないことで彼女には喜ばれたそうだ。しかも手作りチョコは確かに社内では誠さんにしか渡さなかったそうだが、彼氏用に作ったものの余りだったのだ……。 「浮かれて告白する前で良かったけど、今思い出してもこっ恥ずかしい。義理なら義理って最初に言ってくれ!」  筆者はもうプライベートでバレンタインチョコをあげたのが何年前なのか正直覚えていない。エピソードがあるだけ羨ましいなぁ~と思いつつ、もらう側のメンズにとっても気苦労がたえないイベントなんだなぁとしみじみ感じたのであった。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
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