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「としまえん」閉園報道で入場者増加。思い出の地を再訪に…

ナンパ待ちでとしまえんのプールに?

「としまえん」の思い出を、お客さんにも聞く。子どもの頃から遊びに来ていたという、30代の女性にはこう話す。 ――としまえんでの思い出はありますか? 女性:小学生の頃、初デートがとしまえんでしたね。当時「アフリカ館」っていう暗闇の中をカートで巡るアトラクションがあったんですけど(1998年解体)、そこで初めて好きな男の子と手をつなぎました(笑) ――その後も、よくこちらには来てたんですか? 女性:もう少し大人になってからは、ナンパ待ちでとしまえんのプールに溜まってました(笑) ――そして現在は、お子さんと来てるんですね。 女性:今は、息子の保育園の友だち家族と来てるんですが、この子にとってはデートですね。親子二代で初デートがとしまえんになりました。今は西武線に乗れるアトラクションもあって、子連れにはちょうどいいんですよ。

夏はプール、冬はアイススケート

としまえん

「甘酸っぱいがいっぱい、としまえん」

 確かに園内には、小学生・中学生のカップルの姿も見られる。アフリカ館がなくなった今、彼らに人気なのがアイススケートのようだ。ここならば転びそうになった彼女の手を違和感なく握ることができる。90年もの歴史を紡ぐとしまえんは、何世代にもわたってこんな甘酸っぱい思い出をつくってくれているのだ。  前述の通り、日本最古のメリーゴーランドをがあるのがとしまえんだが、流れるプールは「世界最古」のもの。夏のデートの思い出がこのプールに詰まっている人も多いのではないだろうか。
としまえん

としまえん、楽しかった!

 昨今、全国的に見てもテーマパークの勢いが増し、遊園地は右肩下がりになっていると言われている。こことしまえんも、ハリー・ポッターのテーマパークになるという案もあるようだ。また、都心部の大きな防災拠点として公園が整備されるという話もある。いずれにせよ、残り数年は過去の思い出を確認しにくる人と、新しい思い出を作りにくる人が渾然一体となりそうだ。<取材・文・撮影/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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