放射線を吸収・分解してくれる細菌がある!?

 震災発生から2か月半が経過した今も、福島第一原発の事故は終息の気配を見せず、予断を許さない状況が続いている。原発周辺や福島県の人たちにとっては、まだまだ苦しい日々が続きそうだ。

 だが、その一方で、付近住民ではない人々の間で、放射線被曝に関する議論が活発化している。

 とりわけ、危険性を主張する人の声は大きく、口づての噂やチェーンメールやツイッターで“放射線以上の拡散”を見せている。

 実際にどのような主張が流布しているのであろうか? その具体例を挙げると同時に、専門家の視点で解説してもらおう。

◆主張その5 「自然放射線と人工放射線は別物。人工は害がある!」

「自然界にある放射性物質にもさまざまな性質のものがあり、エネルギー量などは全て異なります。ですので、自然放射能と人工放射能という区分で議論することに意味がありません。個々の放射性物質の違いも、人体への影響を考えれば考慮するほどではないでしょう」(出光氏)

◆主張その6 「放射線を吸収・分解してくれる細菌がある!」

「多くの放射線を浴びても生きていける細菌やバクテリアが存在するのは事実ですが、分解はしてくれません。ですから、地面に撒いても放射線が消え去ることはない。ただ、特定の物質を体内に溜めこんで濃縮する生物を利用する手段はある。ひまわりはセシウムを吸収するので、処分時の放射線対策さえなされていれば、土壌改善には効果的です」(出光氏)

― 放射能より[放射能議論]のほうが恐ろしい【3】 ―

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