更新日:2020年04月09日 09:51
仕事

その出社、必要?メールしか使えない上司が、テレワークをダメにする

オンラインでも「雑談」が効く

 チーム内のコミュニケーションの流量を増やすには、コミュニケーションツール内を仕事のことだけを語る場所にしないほうがいいでしょう。サイボウズ式編集部では、キントーンのスペース内に「藤村のつぶやき」といった個人が思ったことをつぶやく場所も用意しています。ここでは仕事とは関係のない、たわいないつぶやきも大歓迎です。  編集部メンバーは、みんな独自に自分専用の「つぶやき掲示板」を設けています。このつぶやき掲示板もオープンな状態で、編集部と社員みんなが閲覧できるようになっています。雑談タイプのつぶやきのほうが盛り上がることもあるぐらいです。  雑談や井戸端会議をオンラインスペース上でも実現したい。言うなれば「オンライン雑談」です。  最近は、チームにおける「雑談」の重要性が増していると感じます。  サイボウズでは、週1回、マネジャーと各メンバーが1対1で話し合う時間をとっており、その時間を「ザツダン」と呼んでいます。話の内容はその名の通り雑談で、仕事以外に休日の話やプライベートな報告など多岐にわたり、チームのみんなの人となりを知ることに直結します。  そんな雑談をオンラインの場でも活発に行うというのは、「マネジャー対メンバー」という1:nの場を、「チームメンバー:チームメンバー」というn:nの関係性に適用することでもあります。「その人を知ること」が、僕だけではなくチーム全体に広がっていく効果があるのです。 【藤村能光】 1982年生まれ。ウェブメディア編集記者などを経て、サイボウズに入社。オウンドメディア「サイボウズ式」の立ち上げにかかわり、2015年から編集長を務める。2019年、初の著書『「未来のチーム」の作り方』を上梓 <文/藤村能光、日刊SPA!取材班>
1
2
3
「未来のチーム」の作り方

《働きやすさ》を考える メディアが自ら実践する。成功するテレワークの具体的な方法が満載

おすすめ記事