風俗未経験女性が大量流入する東北の出会い系サイト
―[風俗嬢に転身した被災女性の悲劇]―
「小学生の弟のために上京」「福島県出身を隠して……」etc.
生きるために風俗業界に飛び込んだ女性たちの現実に迫る
被災地で風俗未経験の女性が大量に流入しているのが、出会い系サイトだ。
「被災した東北3県の出会い系掲示板などでは4月に入ってから30~40代女性の援交希望の書き込みが増えた。相場は、30代前半で約1万5000円と言われていたが、『1万円以下でOK』な女性まで出てきた」(スポーツ紙記者)
実際、出会い系サイトの書き込み数は震災前に比べて2倍以上に増加。ここにも、売春斡旋業者の手が入り込んでいる。
「震災後、東北の出会い系サイトでは男の利用者数が激増。店舗と違って利用がバレないから、自粛ムードにならず、みんな寂しさを埋めている。中には、『買春ボランティア』と東北を訪れる最低な男もいるからね。そんな直引きしてる女に連絡を取って、交通費出して東京に呼ぶと、けっこう高確率で上京してくるんだ。『客にカネを奪われた』コもいて、今、東北の出会い系サイトで援交するのはけっこう危ないからね。一方、仙台あたりでは東京から業者が乗り込み、被災地女を使って現地営業を展開しているケースもある」(都内の援デリ業者・O)
◆被災地に潜んでいる多くの風俗嬢予備軍
こうした被災女性の風俗雇用は、一過性のものではなく、今後さらに加速すると予測されている。
「東北は、ほかのエリアの人が想像するよりもはるかに親族の絆が強い。家族や仕事を失った女でも、今は親戚に身を寄せて破綻をギリギリ免れているケースがたくさんある。でも、そうした女は親戚にいつまでも頼るわけにもいかず、残った家族のためにも、風俗で働くことになる」(前出・O)
実際、都内の風俗店では「都内の大学などに通う東北出身の学生の面接も増えた。一様に『実家に少しでもお金を送らないと……』と話している」(A氏)とのこと。
すべてを失った被災地の「復興」は生半可なものではない。政府や自治体の支援ではとても足りず、生活再建のために身を売る女性の悲劇は“終幕”しそうもない。
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