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安倍首相の滑舌はなぜ悪い? ボイストレーナーが明朗回答

安倍首相に最適な滑舌トレーニング法は?

発声練習

写真はイメージです

 筋肉を鍛えることで滑舌は改善するとのこと。そこで、安倍首相に最適な滑舌トレーニング法を聞いてみた。 「安倍首相の場合、『表情筋・口輪筋を鍛えるトレーニング』『舌を鍛えるトレーニング』(方法は後述)が最適です。安倍首相の滑舌を改善するポイントは、『母音を意識して発声することを心がけること』です。  日本語は子音と母音の組み合わせで発音します。例えば『サ』だったら子音の S と母音の A の組み合わせで発音します。『サあ』と母音の『あ』の音を強く押し出すように発音すると明瞭に聴こえます。母音の発音時口の中の空間を大きく広げることがポイントで、母音の発音を疎かにして子音だけで発音すると、言葉が不明瞭に聴こえてしまうんです」  安倍首相の滑舌は努力次第で良くなることがわかった。彼がこの記事を読むかは定かでないが、以下、「表情筋・口輪筋を鍛えるトレーニング」「舌を鍛えるトレーニング」を紹介しておく。  なお、これは滑舌に悩むどんな人にもおすすめできる内容になっているそうなので、ぜひ試してみてほしい。 ■表情筋・口輪筋を鍛えるトレーニング『おあ・おえ・うえ・うい体操』 割り箸 1 膳を太い方を縦にして前歯で噛む その状態で下記のように発声 「おあおあおあおあ」 「おえおえおえおえ」 「うえうえうえうえ」 「ういういういうい」 ★ポイント ・「お」「う」の時口を思いっきり縦に開く ・「あ」「え」「い」の時口を思いっきり真横に開く ・口を縦横縦横としっかり切り替える ・表情筋・口輪筋が大きく動くのを意識する ・最初はゆっくり、徐々に早く発声 ■舌を鍛えるトレーニング『らたなかさ体操』 割り箸 2 膳を用意、太い方を縦にして左右の奥歯で 1 膳ずつ噛む その状態で下記のように発声 「ラあ・ラあ・ラあ・ラあ」 「タあ・タあ・タあ・タあ」 「ナあ・ナあ・ナあ・ナあ」 「カあ・カあ・カあ・カあ」 「サあ・サあ・サあ・サあ」 「ラタラタラタラタ」 「ラナラナラナラナ」 「ラカラカラカラカ」 「ラサラサラサラサ」 ★ポイント ・「ラ」の音以外、舌先はずっと下の歯の裏につけたまま発声する ・舌先を下の歯の裏につけたまま、子音を発音する時は舌を盛り上げて上顎に当てる ・母音を発音する時は舌を地べたに下ろすイメージで平たくし口の中の空間を大きく開ける ・子音の発音時、「ラ」「サ」は舌先が上顎に当たるように、「タ」「ナ」は舌の真ん中が上顎に当たるように、「カ」は舌の奥が上顎に当たるようにする ・いずれも母音の発音時は平たい位置に戻す ・最初はゆっくり、徐々に早く発声 <取材・文/日刊SPA!取材班 取材協力/上野ヴォーカルアカデミー
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