更新日:2023年05月24日 16:11
恋愛・結婚

コロナで見えた恋人の本性「まるで病原体みたいな扱いをうけて…」

彼氏のことを信頼できると実感、結婚を決意…

連絡 コロナウイルスをきっかけに恋人と微妙な感じになる人もいれば、「コロナのお陰で彼の良さを改めて知りました」という人もいる。東京都内で働く会社員の蘭さん(26歳・仮名)は、同じ会社の上司と職場恋愛をしている。 「緊急事態宣言が出る前も基本的に会食や外食、接待などは全て禁止となっていたので、会社以外で会えませんでした。彼は私以外にも部下がいるから、万が一、私とデートしていてコロナに感染したなんてことになったらシャレにならないですから」  ふだんは会社帰りに週2回、休日はほとんどデートしていたそうだが、いまの会えない状況に不満はないのだろうか。 「ストレスですよ~。すごい寂しい。でも彼の連絡がすごいマメになったから嬉しくて。彼は34歳であんまりLINEとか電話が好きなタイプじゃなかったので。今までは用件のみの連絡だけだったんです。  それが、いろいろ自粛されて一緒にいる時間が極端に減ったから『寂しくないように』って『おはやよう』から『おやすみ』までLINEや電話をくれるようになったんです」  これまでは「待ち合わせに遅れる」などの淡白な業務連絡のみだったが、コロナのお陰で他愛もない世間話やスタンプまで送ってくれるようになった。そんな自分のために頑張ってくれている姿をとても愛おしく感じたそうだ。極めつけは――。 「じつは、プロポーズされたんです。まだ付き合って半年だけど『夫婦じゃないと会うのも大変だとは思わなかった。結婚しよっか』って言われて。もちろん即答でOKしました。いずれは彼と結婚したいなぁ~って思っていたけど、今回のコロナ騒動の中で彼の対応を見て、より信頼できるようになりました。病床で苦しんでいる人がいるなか、不謹慎に思われるかもしれませんが、幸せです」  彼女の誕生日の5月に入籍予定で、コロナが収束次第、式の準備をはじめるそうだ。こういった不測の事態だからこそ、相手の本性がいい意味でも悪い意味でも見えてくるのだろう。  ともあれ、5月で35歳の誕生日を迎える筆者。旦那どころか恋人もおらず、この騒ぎでは新しい出会いも見込めないので、喧嘩をする相手がいることさえ羨ましいというのが本音である。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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