職場で「(恥)セリフ」マジで言ったらこうなった!

【職場編】

「何かあったら言って。俺はいつだってお前の味方さ」

 事務的な会話が交わされがちな職場では、(恥)セリフへのより寒々しい反応が予想される。そんな周囲の冷たい反応を覚悟で、本誌記者F(女子・28歳)が(恥)セリフの数々に挑戦。まずは「頑張れとはいわないよ! だってあなたは頑張っているから」と後輩を慰める、ちょっと前のトレンディドラマさながらの一言。打ち合わせに遅刻した後輩にロックオン。遅刻に対し、上司に注意された後、「頑張れとは言わないよ。あなたは頑張っているから」とさわやかに激励してみる。すると「そんな大げさなセリフが似合う職場じゃないっスよ」と一笑に付される。なぜか私のほうに軽い敗北感が……。また、気を取り直して別の後輩が上司に怒られた際にも同じセリフを言ってみると「ですよね~」と半笑い。しかし負けじと、「数字は後からついてくるから大丈夫!」と経験豊富な先輩を装って言葉を投げかけてみるも、あきれ顔で「はい」と冷たい返答が。こんなにも後輩に軽くあしらわれるなんて……。

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 ゆとり世代に声をかけたのがそもそも間違いだったのかということで、今度は熱血系団塊ジュニア世代の先輩に「先輩、夢って何ですかね?」と質問し、「世界平和」と答えるセリフに挑戦! 日々楽しそうに働いていて愚痴ひとつ言わない先輩ライターに「先輩、夢って何ですかね?」と聞いてみる。「いや~、特にないなぁ。パソコンいじってるのが一番楽しいから。お前はあるの?」と聞き返され、ここぞとばかりに「世界平和ですかねぇ」とやや照れ気味に返答。すると、「……俺、基本的に人間が嫌いなんだよね~」と一言。あまりに明るい発言は、人の黒い部分を引き出してしまうのか……。

 気を取り直し、落ち込んだ様子の同年代のライターを発見したので「何かあったら言って。俺はいつだってお前の味方さ!」とグーサインを出して励ましてみる。真剣な面持ちでこちらの言葉に聴き入る彼女。これで2人の間の友情が芽生えるかと思いきや、「じゃあ、お金貸して」。冗談かと思いきや、マジメな顔で結構な額の借金を申し込まれる始末。前からそんなに仲良くなかった間柄なだけに、余計2人の溝が深まる結果に

 そして最後は、大人気コミック『働きマン』の主人公で編集者の松方弘子が仕事モードに入るときに言う名セリフ「男スイッチ、入ります!」。一応、同じマスコミ系という職種柄、そこまで空振りには終わらないのでは? と淡い期待を抱きつつ、早速実践。「最近、本当に忙しくて……。寝る暇もないだよね」とライター仲間に呟きながら、栄養ドリンクを一気飲み。そして「男スイッチ、入ります!」と叫んでみる。口に出すと思った以上に恥ずかしい! すると「うわ、なにっ? 働きマンぶってるの? 正直イタいよね。編集者とかライターで『私、松方並みにバリバリ働いているんです』って思ってるコ」と横で薄ら笑いする知人。……やってしまった。これで、しばらくイタいヤツ認定されること間違いなし。やっぱ、非日常的な言葉は、日常に使うもんじゃないってことか……。

イラスト/清野とおる

― 「(恥)セリフ」マジで言ったらこうなった!【8】 ―




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