ライフ

ストレスフルの心に響く「名僧たちが残した言葉」一休さんはなんと言った?

世の中は、起きて箱して寝て食って、あとは死ぬを待つばかり

病院 往年のテレビアニメでもおなじみの「一休さん」は、一休宗純という室町時代の僧侶だ。人間は、生まれながらにして「死」が確定しており、さらに日々その死に近づいている。しかし私たちは普段、それを忘れたように生きている。一休は、常に死を意識の前面に置いて暮らしていた。  人間というものは、寝食したり排泄したり(箱して=トイレをするの意)しているうちに死ぬという意味のこの言葉にもそれがよく表れている。「死ぬときに後悔のないよう、暮らしのひとつひとつを大事にしよう」という一休のこの言葉は、死が身近になった現状で、一層身につまされる。しかし一休は、自身の死の間際にこんな言葉も残したという。 「死にたくない」。  ストレスフルな世の中の状況に、心がささくれだってくることもあるかもしれない。そんな時は、僧侶でなくても過去の偉人の言葉が、それをほどいて癒してくれることもある。いつ終わるともしれないこの状況をやり過ごすには、そうした言葉を訪ねるのも必要なのかもしれない。<文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
1
2
おすすめ記事