恋愛・結婚

ラブホが不倫カップルの温床に…コロナ禍こそ燃え上がる謎心理

障害が大きいほど本物の愛は燃え上がるもの――という理屈

不倫

コロナ禍のような有事で別れるか・別れないかで、愛は試される…?

 次に話を聞いたのは、専業主婦の三橋唯さん(32歳・仮名)。結婚2年目でまだ子宝を授かっていない三橋さんは、日中、旦那が仕事に出ている間に、不倫相手との逢瀬を重ねているそう。 「既婚者でお子さんもいる5歳年上の彼とはスポーツジムの会員同士です。彼は営業職で会社には午前中と夜に行くだけでほとんど外回り。それで彼が仕事をサボッて平日昼間のジムに来ていたときに出会いました(笑)。  ただ、新型コロナの影響で、彼の会社は極力、テレワークにするよう全社員にお達しを出したので、営業先に回ることもできず、彼は家で暇を持て余していたようです。でも彼は『大口の取引先に呼び出された』とか奥さんに言って、私と会う時間を作ってくれてるんですよ」  緊急事態宣言が発令されて以降、不倫相手と会えなくなり破局する不倫カップルも多いと聞きますが、三橋さんと不倫相手の彼はコロナ禍でむしろ愛を深め合っている模様。 「こういう有事のときこそ、本当の愛が試されるんだなって思うんですよ。こういう状況で別れちゃうカップルって、中途半端な関係だったとか、どちらかがただの遊びだったとかで、本当に愛し合っていたわけじゃないのかなって。  今、不用意に外出することも、家族以外の人と会うことも、いけないことだというのは頭ではわかってるんです。でもだからこそ会いたい。理屈じゃなく、本能で会いたいと思ってしまうので、止められません」  そう話してくれた三橋さんは、この日も彼と待ち合わせをし、繁華街のラブホテルで愛し合っていたそうです。三橋さんのなかでは、本当に愛し合っている者同士の逢瀬はギリセーフなのでしょう。  そもそも不倫は障害ありきの恋愛です。そうして火が付いた愛ですから、新型コロナウイルスという大きな障害の前に、さらに燃え上がってしまっているのかもしれません。  ――普通のカップルのみなさんも不倫カップルのみなさんも、新型コロナウイルスの流行が落ち着くまで、不要不急の外出は極力控えるようにしてくださいね。<文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
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