恋愛・結婚

アフターコロナが不安なキャバ嬢たち。時給は下がってノルマは増えた

営業再開しても時給は下がってノルマは増えた

ヒール

キャバ嬢としての引き際を感じているという

 キャバ歴7年になるユリさん(28歳・仮名)は自身の自粛期間の過ごし方についてこう語る。 「毎日ひたすらグータラしてました。美容院に行けないから髪はプリン、ネイルも伸びっぱなし、マツエクもスッカスカ。ずっと引きこもってゲーム三昧。お風呂も頭かゆくなるまではいらなかったし、出かけるのは食料を調達するためにスーパー行くぐらい」(ユリさん、以下同)  前出の菜絵さんとは対照的に、ユリさんは客との連絡は一切していなかったという。 「こっちからは一切してなかったですね。あっちから連絡きてもパパ活の誘いとかお小遣いあげるからご飯行こうみたいな感じでめんどくさいからシカトしてました。『コロナ怖いから外出たくない』とか言って」  ユリさんの店は5月半ばから時短営業を開始することになった。 「あまりに自堕落な生活を続けたおかげで、今までの自分(のキャラ)が思い出せなくなっちゃったんですよ。どのお客さんにどんな連絡して、どんな営業してたかサッパリ。水商売歴は長いけど、こんなに長く仕事を休んだことがなかったですからね。  ただ、久々の出勤で誰も呼べないのは嫌だから、何人か連絡してみたんです。今までのLINEの履歴を見たりしながら。でも、お客さんも本当に状況が変わってしまったみたいで。特にいちばんお金を使ってくれていた太客なんて、飲食店のオーナーだったから『店をほとんど閉めることになりそうで今年中に飲みに行けるかどうか……』っていう微妙な返事が返ってきたんです。私の売上の6割は占めてた方だったんで、厳しいですよね。他にも『減給された』とか『嫁の監視が厳しくて』とかばっかり」  ネガティブな返信しか返ってこず、モチベーションは下がる一方だとユリさんは嘆く。だが、彼女のテンションを最も下げたのは別の理由だ。 「なによりも時給ですね、時給の査定。今までよりかなりノルマとかの査定が厳しくなったんです。店のグループLINEでは『お店が危険な状態です! 皆様にはご迷惑おかけしますが、ご協力ください』って流れてきたんですが、私としては、ただのイチ従業員にすぎないので。そんなに店に対して思い入れがあるわけでもない。お客さんも何人か切れてしまったし、とてもキャバクラなんかに来る余裕がない人ばかり。それなのに、時給は下がってノルマが増えるって……」  このままでは時給が2000円近く下がってしまう可能性があるというのだ。仮に5時間働けば1万円近く下がるとなれば「仕事があるだけ良い」では済まされないだろう。ユリさんは未だ出勤せずに「昼職の求人誌を眺めてます」と小さな声で笑った。  このまま有能なキャバ嬢が軒並み転職……なんてことにならないといいが。<取材・文/吉沢さりぃ>ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。Twitter:@sally_y0720
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