’70年代アイドルの「すべらない話」が聞きたい!Withコロナのエンタメ事情
文/椎名基樹
テレワークの他に、コロナウィルスの影響による社会の変化の一例に気が付く。それはメディアエンターテイメントの「回顧化」だ。テレビ番組は、新撮することができず、過去Vを流さざるを得ないので、当然と言えば当然かもしれない。しかしもはや「過去の名場面集」のような「消極的回顧」だけに留まらない企画が目立ち始めている。
あるバラエティー番組では各タレントが選ぶ歌手別「隠れた名曲」という企画を行っていた。またある番組は、局の倉庫に眠っていた様々な番組の「秘境に住む人」を取材したVTRを寄せ集め、その人たちの現在の様子の新撮VTRを、それに加えるという、過去Vと最小限の新撮を組み合わせた構成だった。いわばバラエティー番組のリミックスだ。この手法はコロナ禍が去っても応用できる。テレビ作りの新機軸となるかもしれない。
活字メディアも〇〇選手が選ぶ「Jリーグオールタイムベストイレブン」だとか、今の状況だからこそできる回顧企画が多く目につくようになっている。
まるでコロナ禍によるメディアエンターテイメントの回顧化を見通していたかのように、数ヶ月前から過去の大物スポーツ選手がYouTuberデビューし、昔話をして人気を博している。
コロナで「過去の名場面集」企画が増えたが……
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1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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