仕事

日本一面白い社長・高山洋平氏の謎めいた素顔

新人時代はトイレに行くのも許可のいる会社で働きました

――大学卒業後は最初、不動産投資会社に入社したそうですね。 高山:地方のFラン出身にもかかわらず卒業見込みすら出てなくて。となると、不動産投資や先物取引といった、いわゆるブラックな業界に行くか、当時から付き合っていた嫁の実家が経営している養豚場に行くしか選択肢がなかった。それで一度は社会を知っておこうと、サラリーマンになって営業の道を選んだんです。 ――新人時代はどんな働き方をしていたんですか。 高山:朝から晩まで電話営業で、昼メシ行くにも受話器を抱えたまんまスパゲッティを食わされたり、トイレに行くのも許可制でしたね。営業リストの名簿を見てたら、元総理の名前もあって、「ここに何回も電話をかければ国が動いて(ブラック労働を)是正してくれるんじゃないか」と、本気で考えましたよ。 ――そんななかでも高山さんは5年近く在籍していたわけですよね。 高山:もちろん実績を出してたからっていうのもあるけど、こういう会社に5年もいれば、転職のときに話すネタができて有利だと思ったんですよね。面接官も「トイレに行くのに許可がいる会社でこいつは5年間も耐えたのか……タダモノではない」と思うじゃないですか。 ※6/23発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【高山洋平】 おくりバント社長。不動産投資会社を経てIT業界大手のアドウェイズに入社。中国支社の営業統括本部長を務めて現職に。「営業のプロ」「プロの飲み師」という肩書を持ち、ラーメン二郎とルノアールをこよなく愛する。ツイッターは@takayamayohei1 取材・文/東田俊介 撮影/菊竹 規
大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ
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週刊SPA!6/30号(6/23発売)

表紙の人/ 飯豊まりえ

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