更新日:2024年06月04日 16:38
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<漫画>現役グラドルがパパ活の“買う側”に覚えた違和感。「買うあなたも当事者なんじゃないですか」

「#パパ活初心者」「#パパ活大阪」「#パパ活募集」――。 X(旧:Twitter)で「パパ活」と検索すると、このようなハッシュタグをつけた投稿が多数見つかる。パパ活とは、パパと呼ばれる男性と、食事やデート、ときには性的関係を持ち、金銭的授与を受けることを指す。 最近ではドラマの題材にもなっているように、年々認知度が高まっている言葉だが、もちろんそこには高いリスクもあり、金銭授与の際の諍い、男性側に恋愛感情が入るなどが原因で、殺人、殺人未遂事件も起きている。 この一筋縄ではいかないテーマを扱っているのが、現在隔月刊青年向け漫画雑誌『グランドジャンプめちゃ』にて連載中の『スワイプ』だ。原作者はフリーライター、グラビアアイドルの渡辺ありさ氏。どういった経緯で作品化されていったのか、そして彼女が見てきたパパ活のリアルな実態とはーー。
スワイプ

『スワイプ』(集英社)

女性からの反響が大きかったのが意外

――テーマがテーマだけに、反響はかなり周りであったんじゃないですか。 渡辺ありさ(以下、渡辺):そうですね。友人からの反応も多かったんですが、実際にパパ活女子の方が読んでくれて、それをツイートをしてくれて“プチバズ”が起こったのが、個人的には嬉しい出来事でした。男性青年誌に連載されている漫画なので、セクシーなシーンがほぼ毎回入っているにもかかわらず、女性読者からのフィードバックが結構あったんですよね。 ――男性青年誌において珍しいことのような気がします。 渡辺:それほど“当事者性”を持ったテーマなんでしょうね。いま普通に働いている人でも、過去に手を出してしまったことがあるとか。アプリで会っておじさんと寝て……みたいな内容だけではなく、男女関係のドロドロしたところを厚めに描くよう意識しています。

“専業”のパパ活嬢は「ほとんどいない」

――渡辺さん自身、なぜこの題材を取り上げようと思ったんですか? 渡辺:ライターや漫画原作以外に、グラビアもやっているんですけど、「ミス東スポ」になったあとに、東スポさんで連載をさせてもらえるってことになったんですね。いろいろと、やりたい題材を挙げていくなかで、一番編集者に刺さったのが、「私の友達がパパ活してる」話でした。グラドルがギャンブルの話で連載をやるっていうのは結構あったんですけど、「パパ活」は意外と今までなかったので面白がってもらえて。 ――たしかに、ファンがいる人がパパ活を取り扱うのは、チャレンジングなことですね。 渡辺:そこからは、自分のツテを駆使したり、それこそパパ活アプリを使って、「面白い話聞かせてください」と、パパ側に会ってみたりっていうのを積み重ねて、半年ぐらい連載しました。虚実入り混じってはいますが、小ネタの部分は、大久保公園周辺を変なYouTuberが毎日歩き回っているとか、なるべくリアルに起こってることを入れるようにしています。漫画になったきっかけは、その連載を読んでいた編集者が声をかけてくれた形ですね。 ――いま、パパ活は“専業”でやっている人が多いんですかね? 渡辺:ほとんどの人が専業ではないですね。多いのはタレントさん。芸能だけで食べていくのはハードルが高い業界だったりするので……。あとは、女子大生、ラウンジ嬢、メンズエステ勤務とかが体感としては多いイメージがあります。相場的には食事で1〜2万円、「大人(※性行為)」で5万円で会うみたいですね。見た目は派手な感じな子もいれば、ユニクロ中心のコーデも、地雷系ファッションの子もいます。
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“海外パパ活”をする前には「遺書」に近い書き置き
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大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ

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