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細分化する鬼畜な盗撮手口。盗撮魔が狙う「モンロースポット」驚きの正体とは

 盗撮の被害が後を絶たない。ネット上に無数にある「有料盗撮動画サイト」では、実際に盗撮された本物の動画が売り捌かれている。そんな鬼畜な盗撮犯たちの手口と素顔を追った。新しく施行された撮影罪によって、彼らは駆逐されるか。

細分化する鬼畜な盗撮手口。女性が盗撮犯であることも

 今年6月、大阪市の商業施設などで、女性110人のスカート内などを盗撮したとして、47歳の男が懲役1年6月の実刑判決を下された。 「『Mr.研修生』という投稿名で知られており、盗撮界隈では“盗撮のカリスマ”として有名でした。手口は主にカバンに小型カメラや分解したスマートフォンを取りつけるやり方。逮捕されるまで、15年以上は続けていたようです」(テレビディレクターの竹輪次郎氏・以下同)  スカート内、いわゆる「パンチラ盗撮」の常套手段としてもっともポピュラーなのがカバン型カメラだという。ほかには、どういったものがあるのか。

盗撮用アイテムが小型化し、事犯が常習化

『[鬼畜な盗撮犯]たちの正体』図解

場所別の盗撮事犯検挙件数(’19)法務省「盗撮事犯の検挙情報」をもとに編集部にて作成

「鍵型、フリスク型、靴カメラなど多岐にわたります。どんどん小型になるうえに、ネット通販で数千円と、安価で購入できてしまう。『誰でも明日から始められる』環境になってしまっているのも、盗撮件数が増え続けている理由かもしれません」  その手口はある程度確立している。 「トイレであれば人がいないタイミングを見計らって侵入して、ゴミ箱などに設置。排泄の瞬間を収めた動画にも需要があるため、便器の裏に防水カメラが仕込まれていることもあります。  また、大浴場であれば、シャンプーの容器に小さな穴をくりぬいて盗撮カメラを作成。内部にはメモリやマイクも仕込まれています。その場合、もちろん男は入れないので『女撮り師』とチームを組んで行っています。以前逮捕された『和歌山アクションクラブ』という大浴場を専門に盗撮するグループも夫婦で動いていました」
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「店内にいるから安心」と思ってはいけないのはなぜ?
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大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ

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