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タブー芸能人出演の名作ドラマ…業界人が再放送で見たい作品は?

ピエール瀧が主演を務めた刑事ドラマ『64 ロクヨン』

 最後に、恋愛ドラマからミステリーまで幅広く手掛ける女性脚本家C氏の意見だ。 「残念ながら麻薬違反取締法違反で逮捕されたピエール瀧さんは、狂気に満ちたキャラクターから心優しい中年まで演じられるバイプレーヤーで本当に大好きだったので、もう一度お茶の間での活躍を見たい役者さんです。 『おひさま』(NHK、2011年放送)、『あまちゃん』(NHK、2013年放送)、 『とと姉ちゃん』(NHK、2016年放送)といった “朝ドラ”の出演シーンはカットしても問題と思いますが、『64 ロクヨン』(NHK、2015年放送)では主演を務めていただけに当分、再放送は難しいでしょうね……。その作品でのピエール瀧さんの骨太で重厚なセリフ回しは見ものです。あのような魂のこもった演技は脚本では表現しきれない部分なので……」  映画や舞台と異なり、不特定多数の視聴者が存在し得るテレビドラマにおいて「作品に罪はない」という言葉がどれほど通用するかは分からない――。それでも不祥事芸能人たちがしっかりと罪を償った際には、作品の魅力がしっかりと伝わるノーカットという形で、ぜひともオンエアをしてもらいたい。<取材・文/木田トウセイ>
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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