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今春上京してきた大学生たちのコロナ禍「大学にも行けず、友達もできない」

授業料だって払っているのに…

オンライン 同じように、憧れの東京生活を始めた矢先にコロナ禍に遭遇、この3か月はほとんど自宅マンションから出ていないというのは、新宿区在住の大学生・田中みずきさん(18歳・仮名)。 「コロナは大丈夫かな、でもまさかね……と親に相談しながら、新宿に引っ越したのは3月の中旬でした。入学式も授業もないし、アルバイトも友人のツテで決まっていたのに、なかったことになりました。大学生らしいことはまったくしておらず、外にもほぼ出ていません。毎日、お母さんから送られてくるカップ麺やお米を食べて、パソコンで大学の授業を受ける……だけですね」(田中さん、以下同)  田中さんは岩手県出身。コロナ感染者が7月29日まで確認されていない地域だったからか「コロナだらけの東京」(田中さん)から地元に帰るのはためらいがあったという。ただ、それでも、なぜ大学生だけがいまだに外に出られない状況なのかと憤りを隠さない。 「社会人の方も、高校生も中学生も小学生も、それこそ保育園生だって外に出ているのに、大学生だけなぜ授業が始まらないのか全然理解できません。授業料だって普通に払っているのに……。パソコンで授業をしますと言われても、全然頭に入ってこないし、何らかの対策をとって登校させてほしい」(田中さん)  実際に田中さんは、所属大学宛に、何度かメールを送っているという。しかし、我慢してほしい、と返ってくるばかりで、具体的な対応に言及されることはないという。 「そうこうしているうちに第二波が来ているんじゃないですか? ますます身動きができなくなります。私たちは本当に放っておかれています。どうにかしてほしいんです」 「大学生活を送りたい」という大学生の普通の思いが叶わない現実。彼・彼女らの存在は、コロナ禍においてまさに無視されているようにすら思える。<取材・文/森原ドンタコス>
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