仕事

コロナで2か月間収入がなくなったキャバ嬢…第二の人生を歩みだした結果

キャバ嬢のまんまで良くね?

女性「キャバ嬢って色んな意味でカウンセラーなのかなって。それなら、カウンセラーに転職するんじゃなくて、聞き上手なキャバ嬢を目指したほうが稼げるんじゃないかなぁと」  そんなことを考えているうちに緊急事態宣言は解除。出勤人数に制限はあるものの、お店は再開となった。 「学んだことを生かしながら接客をすることを心掛けました。そうしたら、びっくりするくらい指名客が増えたんです」  傾聴を意識した接客や、相談事に対して客観的な意見を用いながら対応するなどを心掛けた。今までの指名客からも、“なんか、接客変わったね”と褒められるようになったそう。  そして、出勤日には同伴はもちろんのこと、指名客で席がかぶりまくるという結果に。そのため、出勤日数が減ることなく働き続けることができたのだ。 「お客さんには、“人気じゃ~ん”とかからかわれます(笑) 皆応援してくれていますよ」
上級心理カウンセラー資格

それでも、勉強の成果で資格は取得できたという

 ハナさん曰く、今月の収入は期待できそうとのこと。現在はフェイスシールドを装着し、お客さんとはソーシャルディスタンスを保ちながら接客をしていると笑顔で話してくれた。 「いつかキャバ嬢として働けなくなっても、カウンセラーとして開業できる気がしてきました。今はキャバクラという場で、カウンセラーな一面を見せて働いていきたいと思います」  ハナさんのように、おうち時間を上手に活用することで、新たな気づきが生まれるのかもしれない。感染者数が増え続ける新型コロナウイルスだが、ピンチをチャンスに変えるといった発想は見習いたいところだ。<取材・文/吉田みく>
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