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東京メトロを直撃、銀座駅「逆方向の電車に乗せるミス」発生の真相

「バズったから」看板を修正した? 真相を直撃してみると…

 実際に、きせしょうさんの投稿を見て看板を修正したのだろうか。日刊SPA!が東京メトロ広報に問い合わせてみると、次の回答が戻ってきた。 「銀座線銀座駅には、ホームと改札階をつなぐ計4カ所(乗降階段3箇所、エスカレーター1箇所)の乗降スペースがございます。そのうち、1カ所のみが渋谷方面に向かって降りる階段となっており、今回の事象が発生した場所となります。  本来、渋谷方向1カ所、浅草方向3カ所の案内サインを制作すべきところを、浅草方面に向いた同一のサインを4カ所製作し、設置してしまったことから、今回の誤表記が発生いたしました」(東京メトロ広報、以下同)  逆方向の看板が掲示されていた真相は、製作すべき看板の種類を間違えてしまったことからだったのだ。当然、そのことは東京メトロもすでに気がついており、「SNS等で話題に上がる前に修正を行っておりました」と説明する。 ・8月26日(水):終車後に案内サイン設置 ・9月1日(火):巡回中の銀座駅社員が気付き、同日の終車後に修正 ・9月2日(水):Twitter投稿確認  ちなみに、東京メトロはSNSでのこうした話題を日々チェックしているのだろうか。 「当社公式のTwitterアカウントもございますので、必要に応じて確認しています」  今回は偶然にも修正前にバズってしまった“奇跡”が起き、「東京メトロさん、Twitter見ての対応が迅速すぎる!」と話題になった、というのが事の真相のようだ。どちらにせよ、スピーディな仕事だったと言えよう。<取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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